- 売上の主役は不動産、規模を押し上げ
- 利益は銀行が下支え、不動産が押し上げ
- 例外的な減益事例も出現
VN30インデックスを構成する主要上場企業30社の2025年10~12月決算は、売上が大きく拡大した一方、利益の伸びは追い付かず収益性が低下した。実体経済の回復で需要は増えているが、収益の改善はまだ限定的となった。
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売上は急拡大、利益率は低下
同期における30社の売上高合計は前期比+55.3%増、前年同期比+52.1%増の737兆6900億VND(約4兆4000億円)に急増した。一方、税引後利益は124兆9630億VND(約7400億円)で、前期比+31.3%、前年同期比+30.6%の増加にとどまった。
この結果、税引後利益率は前年同期の約19.7%から約16.9%へと低下した。事業規模は拡大したが、低採算分野の増収が中心となり、平均収益性は低下した。
<2019年~2025年四半期別の主要上場企業30社の売上高/利益合計>

売上の主役は不動産、規模を押し上げ
売上構成では、不動産2社が全体の規模拡大を主導した。
不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)は163兆1590億VND(約9700億円)、VIC子会社で住宅開発最大手ビンホームズ[VHM](Vinhomes)は103兆0100億VND(約6100億円)と、いずれも前年同期から大幅に増加した。
不動産2社に続き、◇ペトロリメックス[PLX](Petrolimex)、◇ホアファットグループ[HPG](Hoa Phat Group)、◇ペトロベトナムガス[GAS](PV Gas)、◇テーゾイジードン投資[MWG](Mobile World Investment Corporation)、◇ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)、◇マサングループ[MSN](Masan Group)など、石油・小売・素材分野などが続いた。
不動産の計上タイミングと低採算業種の増収が重なり、売上は急拡大したが収益性は低下した。
利益は銀行が下支え、不動産が押し上げ
利益面ではVHMが26兆8000億VND(約1600億円)と突出し、前年同期の14兆4720億VND(約860億円)から大幅に増加した。これに、◇ベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)、◇ヴィエティンバンク[CTG](Vietinbank)、◇軍隊銀行[MBB](Military Bank)、◇ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)、◇VPバンク[VPB](VPBank)、◇テクコムバンク[TCB](Techcombank)、◇HDバンク[HDB](HDBank)など銀行が続き、銀行セクターが市場全体の利益基盤を維持した。
例外的な減益事例も出現
サコムバンク[STB](Sacombank)は前年同期の黒字から▲2兆7520億VND(約▲164億円)の赤字に転落した。銀行セクター全体は安定しているが、個別では収益のばらつきもみられた。



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