米国の独立系発電事業者(IPP)大手AESは、東北部地方クアンニン省の第2モンズオン火力発電所の出資持ち分51%の売却について、期限内に取引が完了しなかったため契約を解除したと発表した。同社は現在も同プロジェクトの資本を保有している。
![]() (C) Kien Thuc Dau Tu |
第2モンズオン火力発電所の現状
AESのベトナムでの主な収入源は、現在も第2モンズオン火力発電所となっている。同発電所は総出力1242MW(621MWのタービン2基)で、石炭を燃料とし、投資総額は約20億USD(約3200億円)に上る。BOT(建設・運営・譲渡)方式で実施され、2015年に商業発電を開始しており、25年間の運営後にベトナム政府に譲渡される予定だ。
同発電所は発電事業会社であるAESモンズオン電力(AES Mong Duong Power)が所有しており、AESが51%、韓国のメリッツ金融グループ(Meritz Financial Group)と中国政府系ファンドの中国投資(CIC)が残りの株式を保有している。
AESの2025年のベトナムでの売上高は約3億2100万USD(約510億円)で、2024年の3億1200万USD(約500億円)からほぼ横ばい、2023年の3億4400万USD(約550億円)からはわずかに減少したものの、安定した事業活動を維持している。
クリーンエネルギーへの転換戦略
AESは今後、南中部地方ラムドン省(旧ビントゥアン省)のソンミー液化天然ガス(LNG)・電力プロジェクトを中心に、クリーンエネルギーへの転換戦略を推進していく。具体的には、設計上の年間受入能力960万t、投資総額約13億USD(約2070億円)のソンミーLNG受入基地案件を開発中だ。
並行して、総出力2250MWの第2ソンミーガス火力発電所案件も推進している。同発電所は投資総額18億USD(約2860億円)で、2023年2月に投資方針決定書を取得した。商工省の事業化調査(FS)報告書の承認待ちでまだ着工しておらず、2028年の稼働を予定している。
AESは2025年末までに石炭火力発電所の大部分から撤退する戦略の一環として、2023年11月末にセブン・グローバル・インベストメンツ(Sev.en Global Investments)との間で第2モンズオン火力発電所株51%を売却することで合意していた。
また、注力するソンミーLNG受入基地案件については、2022年5月に投資認可証明書を取得しており、国内最大手のガス会社ペトロベトナムガス[GAS](PV Gas)と共同で展開している。





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