- フンイエン省に生産子会社を設立
- グローバルでの生産・調達体制を強化
- 資本金1300万USD、アズビルが100%出資
制御・計測機器などの開発・設計・製造・販売を手掛けるアズビル株式会社(東京都千代田区)は、グローバルでの生産・調達体制の整備・強化を図るべく、北部紅河デルタ地方フンイエン省に生産子会社を設立する。
(C) アズビル |
新会社「アズビルベトナムプロダクション(Azbil Vietnam Production)」では、電動弁や流量計などの電子機器の製造・修理・販売などを行う。資本金は1300万USD(約18億8000万円)で、アズビルが100%出資する。
アズビルグループは現在、2030年度をゴールとする長期目標の達成に向け、持続的な成長と株主価値の向上を目指し、グローバルビジネスの拡大を進めている。新会社は、中国の大連市、タイのチョンブリー県の既存の生産拠点に加える新たな海外生産拠点となる。
これにより、生産能力の増強を図るとともに、競争力向上のためのコスト削減および持続的な製品供給を実現するための適切な生産体制を構築する。さらに、近年懸念される地政学リスクに対応する強化策としても位置付けている。