- ベトナム語普及と学習水準向上を目指す
- 最高難度の1級は初実施、41人受験
- 平均年齢約38歳、最年長86歳・最年少8歳
特定非営利活動法人日本東南アジア言語普及交流協会(J-TAG)は15日、日本外国語専門学校で第8回「実用ベトナム語技能検定試験(ViLT)」を実施した。今回の受験者数は917人で、過去最多を更新した。
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同試験は、ベトナム語の普及と学習水準の向上を目指すとともに、標準的なベトナム語の運用能力を公平かつ公正に評価・認定するもの。ベトナム語を母語としない人を対象に、1級から準6級までの全7段階で評価している。
今回初めて1級の試験が実施され、41人が受験した。受験者数が最も多かったのは6級で229人、次いで5級が214人だった。
受験者の平均年齢は約38歳、最年長は84歳、最年少は8歳だった。受験者は東京近郊だけでなく、北海道や沖縄などの遠方を含む全国各地から参加した。中には、仕事のためにベトナムで暮らしているが、この試験に合わせて帰国したという人もいた。
平均合格率は第1回が16.7%と低かったが、年々上昇しており、前回の第7回は52.6%となった。
J-TAGの代表である藤野雅嘉氏は、過去にも1級の試験を実施してほしいとの声があったが、実施するには一定数の受験者が必要だったことから実現に至らなかったと述べ、今回の1級の初実施に喜びを表した。