イオン株式会社(千葉県千葉市)のベトナム法人イオンベトナム(AEON Vietnam)は11月29日、南部メコンデルタ地方ドンタップ省(旧ティエンザン省)ミトー街区で商業施設「イオン・ミトー(Aeon My Tho)」の着工式を開催した。

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　「イオン・ミトー」の総床面積は約5万1543m2で、駐車場は自動車約310台、バイク約1290台を収容できる。投資総額は1兆VND(約59億円)超となる見込みで、2027年中のオープンを予定している。

　同施設は国道1A号線や国道30号線、チュンルオン～ミートゥアン間高速道路、カオライン～アンフー間高速道路などの主要交通網と接続しており、ホーチミン市やメコンデルタ全域とのアクセスが便利だ。同施設が開業すれば、1000人超の雇用創出につながるだけでなく、同省の地域経済の発展を後押しすると期待されている。

　これに先立つ10月、同社は同タイニン省(旧ロンアン省)で、「イオン・タンアン・ショッピングセンター(AEON Tan An Shopping Center)」をグランドオープンした。同施設は、イオンベトナムとして初めて手掛けるショッピングセンター(SC)で、南部メコンデルタ地方での1号店、ベトナム国内では8番目のショッピングセンターとなった。

　なお、イオンはベトナムを戦略的重要市場と位置づけており、2030年までに事業規模を現在の3倍以上に拡大する目標を掲げている。