- 国際遊びの日、ベトナムなど13か国提案
- 紛争の予防と平和の構築にも貢献
- 子どもの権利保護活動がより有意義に
国連総会は25日、毎年6月11日を「国際遊びの日(International Day of Play)」とする決議案を全会一致で採択した。決議案はベトナムを含む13か国が提出し、138か国が共同提案国に加わった。
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国連児童基金(ユニセフ=UNICEF)と国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、国際遊びの日の制定を歓迎し、記念活動に積極的に参加すると表明した。
ベトナムのダン・ホアン・ザン国連大使は、国連総会で演説し、人間開発と社会生活における遊びの役割と意義の重要性を指摘。遊びは社会的および文化的障壁を乗り越えて、発見や学び、つながり、創造性の向上、子どもの総合的な精神的・肉体的発達に貢献すると強調した。また、対話、連帯、協力の文化を促進し、紛争の予防と平和の構築にも貢献すると述べた。ザン氏は、決議案を支持してくれた各国に感謝の意を示し、この取り組みが広がることに期待を示した。
国際遊びの日の決議は、世界の子どもたちの権利に対する意識を高める上で重要な一歩を記しただけでなく、ベトナムの子どもたちにとっても特別な意味を持つ。「ベトナムの子どものための行動月間」である6月に国際デーが増えることで、子どもの権利を保護する活動がより有意義かつ実践的になるとみられている。