- 労働者のフィンランドでの就業機会拡大
- 覚書の有効期間5年間
- フィンランドに55人派遣、安定した収入
ダオ・ゴック・ズン労働傷病兵社会相とフィンランドのアルト・サトネン経済・雇用相は13日、ベトナムの専門家や熟練労働者、季節労働者のフィンランドでの就労と、技術や工業、ヘルスケアの各分野でのベトナム人労働者のフィンランドでの就業機会拡大に関する協力覚書を締結した。覚書の有効期間は5年間となっている。
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13日から15日にかけてベトナムを訪問中のサトネン氏は同日、ズン氏と会談した。ズン氏は会談で、近年は毎年16万人近くのベトナム人労働者を海外に派遣しており、現在約70万人が40か国・地域で30余りの職種で働いていると紹介。労働者の質について、フィンランドを含む外国の企業から信頼を得ていると話した。
ズン氏によると、労働傷病兵社会省は2023年末からこれまでに、フィンランドに労働者134人を派遣する契約を結んだベトナム企業3社の登録を承認した。既に55人を派遣し、月額1500~2000EUR(約24万3000~32万4000円)の安定した収入を得ている。
サトネン氏は、「ベトナム人労働者がフィンランドの企業で働くことを歓迎する。現在多くの産業で労働者を必要としている」と述べた。