- 経済協力が両国関係の中心的役割
- ニーズに応じた新たな分野で協力拡大
- 両国間の投資促進・保護協定の交渉継続
世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)への出席に合わせてスイスを訪問したファム・ミン・チン首相は21日、カリン・ケラー=ズッター大統領と会談した。両首脳はこの席で、両国関係を包括的パートナーシップに格上げすることを決定した。
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双方は経済協力が両国関係の中心的役割であるとの共通認識を示し、イノベーションやグリーンファイナンス、知的財産、ベトナムにおける国際金融センターの開発に対する経験共有などについて対話と協力を強化することで一致した。
ズッター大統領は、イノベーションやデジタル変革、ハイテク、人口知能(AI)、半導体、気候変動対応、炭素クレジット取引、ベトナムの国際金融センタープロジェクトの支援など、双方のニーズと強みに応じた新たな分野でベトナムとの協力を拡大する用意があると述べた。
双方はまた、スイスが加盟する欧州自由貿易連合(EFTA)とベトナムとの自由貿易協定(FTA)の締結に向けた交渉を早期に完了すべく尽力するほか、両国間の経済協力を促進し、両国企業による相手国への投資を奨励すべく、両国間の投資促進・保護協定の交渉を継続することで一致した。