男性が路上で爆死、夫婦間トラブルで無理心中はかる

2016/04/26 04:00 JST配信

 24日22時30分ごろ、南中部高原地方ダクラク省バンメトート市トゥアン街区のゴーザートゥ通りとグエンタットタイン通りの交差点で、手製爆弾が爆発し、家出中の妻との無理心中をはかって爆弾を所持していた男性が死亡する事件が発生した。

(C) vnexpress, Kh Uyen
(C) vnexpress, Kh Uyen

 死亡したのは、同省ラク郡ブオンチエット村在住のグエン・バン・ミンさん(29歳)。遺族によると、妻はミンさんと2人の子供と住んでいた家を出て同市で働いており、ミンさんは何度か妻の元を訪れて帰宅するよう説得したが、妻はこれを受け入れず、夫婦の間で激しい口論が繰り返されていたという。

 事件当日、ミンさん夫婦は18時に同市のホテルに入ったが、言い争いになり、ホテル側から注意を受けた。これに腹を立てたミンさんは「爆弾を爆発させる」とホテル側を脅迫。ホテル側の通報を受けて駆けつけた警察官が2人を説得し、2人はしぶしぶホテルを出た。ミンさんは、複数の手製爆弾を所持していた。

 ホテルを出たミンさんは、「誰か近付こうものなら爆弾を爆発させる」と威嚇しながら交差点に移動し、2つの手製爆弾を取り出して車道に放り投げた。10分後、更に1つの爆弾を放り投げると同時にトラックが通過し、トラックに轢かれた爆弾が爆発、近くにいたミンさんは爆風で飛ばされ即死した。この爆発で、警察官と近くの会社の警備員の2人が負傷した。

 通報を受けて現場に駆けつけた同省軍事司令部は、ミンさんの遺体に残っていた爆弾の処理にあたり、25日未明に作業を完了、この爆弾を押収した。警察は引き続き裏付け捜査を進めている。

[VNExpress等, 09:54 (GMT+7) 25/4/2016, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市ビンチャイン郡タントゥック町を通過するホーチミン~チュンルオン間高速道路の取付道路で...
 西北部地方ソンラ省モックチャウ郡ムオンサン村にある民家で8日午前7時ごろ、放火事件が発生し、1人が...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市サイゴン街区(旧1区)のサイゴン動植物園でこのほど、20年越しの期待の末、フラミンゴのヒ...
 日越文化交流イベント「2025ベトナムフェスティバルin愛知 名古屋」が、11月8日(土)と9日(日)の両日、...
 ホーチミン市で4日、「サイゴンの文化遺産」をテーマにした2階建て観光バスが運行を開始した。サイゴン...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩...
 ベトナム株式市場は7日の取引で、アジア主要市場の中で最も大きく下落した。VNインデックスは前日比▲43...
 政府は、台風13号(アジア名:カルマエギ、日本では台風25号)で被災地となった南中部地方のクアンガイ省...
 ベトナム国家民間防衛指導委員会は7日朝、6日夜に南中部に上陸した台風13号(アジア名:カルマエギ、日...
 ホーチミン市建設局傘下の11区建設投資プロジェクト管理委員会は4日、同市フート街区(旧11区)のフート...
 韓国の食品製造会社であるサムファF&C(Samhwa F&C)はこのほど、自社で展開するフローズンヨーグルトの...
 ベトナムIT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、ドイツのフラ
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6日、独自ブランドの香り「ニャー
 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~10月期のFDI...
 ハノイ市人民委員会主席のチャン・シー・タイン氏が5日、党中央執行委員会によって中央監査委員長に選...
 ハノイ市の国家展示センター(VEC)で開催された「秋季フェア」で、トゥアンギア製造組立(Tuan Nghia)が...
 ホーチミン市建設局によると、同市コンダオ特区(コンダオ諸島)で初の電気バス路線が12月初旬に運行を開...
トップページに戻る