ホーチミン:2歳半の男児が緊急搬送、腸から回虫100匹を摘出

2024/11/05 04:11 JST配信
  • 2時間の手術で回虫100匹余りを摘出
  • 患者は少数民族モン族の2歳半の男児
  • 医師が家族に定期的な駆虫を指導

 ホーチミン市の第2小児病院はこのほど、2歳半の男児の小腸から100匹余りの回虫を手術で摘出したと発表した。また、壊死していた腸管約70cmを切除した。

(C)thanhnien
(C)thanhnien

 この患者は、東北部地方ハザン省出身の少数民族モン族の男児で、約1か月前に東南部地方ビンズオン省に移住した。男児は2日前から発熱と軟便の症状があり、ビンズオン省の病院に入院して治療を受けたが症状が改善しなかった。その後、男児は重度のショック症状と呼吸不全の状態となり、ホーチミン市の第2小児病院に搬送された。

 検査の結果、男児は腸閉塞と敗血症性ショックと診断され、緊急手術を受けることになった。担当医によると、手術は2時間に及び、男児の小腸全体が大小の回虫100匹余りで塞がっているのが見つかった。全ての回虫を摘出するため、小腸の複数の場所を開かなければならなかった。

 手術から4日後、患者は順調に回復して、飲食ができるようになった。患者家族は医師から定期的な駆虫について指導を受けているとのこと。

[Tuoi Tre 14:40 02/11/2024 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 10月1日、南中部クアンナム省総合病院に緊急搬送された幼児の腸から300匹もの回虫が摘出された。摘出さ...
 ハノイ医科大学寄生虫学部のグエン・バン・デー博士は14 日、2006年8月から2007年12月までの間に目から...

新着ニュース一覧

 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング...
 世界最大級の宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」はこのほど、6月のプライド月間(L...
 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
トップページに戻る