鉄道が間近に迫る中で記念撮影、女性たちの危険行為に批判殺到

2025/03/18 13:25 JST配信
  • 線路内に侵入した女性2人が記念撮影
  • 汽笛を鳴らし列車が迫る中、余裕の笑顔
  • 交通安全意識が欠如した行為に批判殺到

 線路内に侵入した女性2人が、列車が間近に迫る中で記念撮影している姿がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿された。自分たちの命を危険にさらしたうえ、列車の安全な運行を脅かした女性たちの行為に批判の声が上がっている。

(C)Dan Tri
(C)Dan Tri

 運転士は警告のため汽笛を鳴らして急ブレーキをかけなければならなかったが、女性たちは全く慌てる素振りを見せず、背後10mの距離まで列車が迫る中、ゆっくりと線路から飛び降りた。

 線路上で記念撮影していたのは、黒いワンピースの女性と白い上着を着た女性の2人組。黒いワンピースの女性は、ふらふらと列車に向かって歩いていき、髪をかき上げながら振り返ると、列車がすぐ近くに来るのを待ってから線路を飛び降りた。

 動画では、黒いワンピースの女性は笑みを浮かべているようにも見える。怒った運転士が、窓から身を乗り出して女性たちに水のようなものをかけているのも映し出されていた。

 ベトナム鉄道総公社(Vietnam Railways=VNR)によると、これは12日午後5時20分頃、北部紅河デルタ地方ビンフック省のフオンライ(Huong Lai)~ビンイエン(Vinh Yen)区間を列車「3206号」が走行中に発生したもの。

 幸い怪我人も列車への被害も出ていないが、この女性たちの交通安全に対する意識の低さに世間から批判の声が殺到している。

 政令第100号/2019/ND-CPの第47条第1項によると、遮断踏切に侵入した歩行者や赤信号の点滅時に踏切を横断した歩行者に対し、罰金6万~10万VND(約350~580円)を科すと規定している。また第49条第1項では、勤務中の鉄道職員と機能部隊を除き、線路内に侵入して立ったり横になったりした者に30万~50万VND(約1740~2900円)の罰金を科すことになっている。

 これらの違反により、事故が発生したり、鉄道設備に損害が生じたりした場合、違反者は損害の程度に応じて、民事責任または刑事責任に問われる可能性がある。公安省交通警察局は今回の件について、関連当局に調査を開始するよう指導した。

[Dan Tri 17:39 15/03/2025,U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

新着ニュース一覧

 ハノイ市人民裁判所は12日、2024年6月にハノイ市のホテル「プルマン・ハノイ(Pullman Hanoi)」内のクラ...
 ルオン・クオン国家主席は12日、ベトナムを公式訪問したヨルダンのアブドッラー2世国王陛下と会談した...
 保健省医薬品管理局はこのほど、ロシア製抗がん剤「ペンブロリア(Pembroria)」に対して、ベトナムでの...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市の伝統的な市場は、少しずつ過去のものになりつつある。市場では、年を取った商人たちが屋...
 西北部地方ラオカイ省人民委員会主席を務めていたチャン・フイ・トゥアン氏は12日午前、書記局の決定に...
 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グループの日本法人FP
 健康食品や医薬品などの製造・販売を手掛ける株式会社ファイン(大阪府大阪市)は、地場ロータスフードグ...
 外国人留学生向け進学・就職日本語コースの運営などを手掛ける株式会社TCJグローバル(旧:東京中央日本...
 ホーチミン市タンミー街区(旧7区)のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen...
 ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)傘下のペトロベトナム・ケミカル
 家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CPによると、管轄当局が...
 南中部地方ダナン市人民評議会は11日、半導体チップ・人工知能(AI)の研究・設計開発を支援する高性能計...
 ベトナム国家銀行(中央銀行)はこのほど、決済仲介サービスの提供に関する通達第40号/2024/TT-NHNNの一...
 南中部地方ラムドン省人民委員会はこのほど、「第1回国際お茶まつり2025(World Tea Fest 2025)」の開催...
 韓国法務省出入国・外国人政策本部はこのほど、「出入国・外国人政策統計月報」を発表した。  2025...
トップページに戻る