ホーチミン市公安は23日深夜、同市3区にあるアマラホテル内のカラオケ店「ゼウス」(元メドゥーサ)を強制調査し、ホテル内で売買春を行っていた日本人とベトナム人の3組を摘発したほか、ホステス兼売春婦40人を逮捕した。
公安当局の調べによると、アマラホテルには外国人、主に韓国人、日本人が利用するカラオケ店「ゼウス」が入居しており、店にはホテル側面の通路を進入し入店するが、客にはパスポートの提示を求めるか、または一見外国人と判るお客のみを入店させていた。さらにベトナム人は原則入店させておらず、外国人ご用達の売春カラオケとして活動していた。
警察が発表した料金システムによると、客は指名料20ドルを支払い女性を選び、さらに連れ出し料20ドル、買春料として70ドル、部屋代60ドルを支払い、合計で最低100ドルから最高200ドルを支払い買春を行なっていた。このほか、店の女性を国内旅行に同伴させる「小旅行コース」の料金は1000ドルであった。
このカラオケ店には2003年9月にも同市公安が踏み込み、ベトナム人女性が日本人男性に売春を行なっていた現場を急襲、売春婦のホステス30人を逮捕している。