研究者もびっくり、透視能力を持つ女性

2006/11/07 07:10 JST配信

 北部ホアビン省に住むホアン・ティ・ティエムさんが2日、「生活と科学」誌のイベントで、その驚くべき透視能力を披露した。しっかりと黒いテープで目隠しをし、さらに大きめのサングラスをかけたティエムさんは、観客が差し出した新聞の記事を正確に読み上げたり、紙に書かれた携帯電話の番号を「透視」したり、その番号に電話を掛けて見せるなどして、会場の人々をあっと驚かせた。

 彼女が自分の能力に気づいたのは2年前、ハノイで瞑想のクラスに参加した時のこと。目を閉じて精神を集中すると、はっきりと周りの人々の様子が見えたという。この不思議な能力に注目した人間能力研究所は、2年間、研究に研究を重ねた。同研究所の所長は「私たちは彼女の能力について科学的、客観的に研究し結論を出しました。なんと彼女は、目隠しで隠されていない部分の『皮膚』を通して『見て』いることが分かったのです」とその成果を明かした。

 イベントでは、ティエムさんの能力に疑いの目を向ける人もいたが、実際同じように目隠しをしてみると、全く見えないことが分かった。ティエムさんは、「意識を集中させると、両目と鼻の間のわずかな部分の皮膚を通して、『見える』のです。でも、私はこの能力を使って何かをしようということは全く考えていません。地元で家族と果物を栽培して生計を立てていますから。ただ、研究のためなら協力します」と語っている。

[2006年11月3日 Thanh Nien紙 電子版]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

新着ニュース一覧

 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 南中部沿岸地方ダナン市観光局は、2024年12月14日(土)から2025年1月2日(木)にかけて「クリスマス&ニュ...
 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)傘下の政策開発研究所が先般発表した...
トップページに戻る