ベトナム北西部の国境地域は麻薬犯罪の温床

2008/06/09 07:52 JST配信

 麻薬犯罪捜査局が警察総局に提出した報告書によると、ベトナム北西部の国境地域は依然として麻薬犯罪の温床になっている。今年1~4月に同地域では、23件の麻薬犯罪が摘発され141人が逮捕された。押収された麻薬の内訳は、アヘン3.5キログラム、ヘロイン約22キログラム、錠剤型麻薬3726錠など。

 同地域で起きた典型的な事件としては、3月22日に北部ディエンビエン省でヘロイン700グラムを運んでいた容疑者2人を逮捕した例や、3月24日に北部ソンラ省で大量のヘロインとともに容疑者5人を逮捕した例が挙げられる。

 麻薬犯罪捜査局によると、これまでに多くの麻薬犯罪グループの摘発に成功しているものの、ベトナム北西部はラオスからの密輸入と中国への密輸出のルートのかなめであるため、依然として麻薬犯罪が後を絶たないという。国内で指名手配された容疑者がラオスに逃走し、国境地域でブローカーとなっているケースも多いと見られている。

[Saigon giai phong online, 03/06/2008, 02:07 (GMT+7)]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 中部高原地方コントゥム省ボーイー国境検問所の国境警備隊は6月29日、覚せい剤(メタンフェタミン)を...
 西北部ディエンビエン省トゥアンザオ郡当局はこのほど、同郡フィンサン村の用地1万2300平方メートルで...

新着ニュース一覧

 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハ...
 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
トップページに戻る