未成年者の問題行動 学校教育のせい?

2009/12/04 05:37 JST配信

 ハノイ市でこのほど、未成年者の不登校・家出・薬物中毒・けんかなどの問題行動が激増している現状を打開するための解決策を話し合う会合が開かれ、教育機関、警察、社会問題研究機関などの代表者が協議した。

 ベトナム教育研究開発センターのアンケート結果によると、親に何らかのうそをついていると答えた生徒の割合は小学校が22%、中学校が50%、高校が64%と成長するにつれてうそが多くなっている。また、高校を退学した生徒の多くは、家出してネットで仲間を募り、グループで麻薬使用、窃盗、けんかなどの問題を起こしており、その数は全国で2万人以上に上っている。

 こうした現状について、出席者の一人であるハノイ市グエンフエ高校のレ・グエン・フオン教頭は、学校側が生徒の学業ばかりを重視し、道徳教育や生活指導を怠ってきたことが原因の一つとの見解を示した。公安省の代表者もこの意見に賛意を示し、学校・家庭・社会の結び付きを深め、学校と地元の役所や警察が協力して子どもの教育や保護に取り組む必要があると述べた。

[Lao dong online, 27/11/2009-8:43AM]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 教育訓練省が国連児童基金(ユニセフ=Unicef)の支援を受けて実施した、ベトナムの不就学児童の調査結果...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市教育訓練局はこのほど開いたセミナーで、市内の普通教育機関での休み時間中に携帯電話や電...
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、長距離国際線の拡大を視野に、1
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 公共の場に自動体外式除細動器(AED)を設置するベトナム初の取り組みが始まった。心停止後の初動対応力...
 南部メコンデルタ地方ドンタップ省に住むファン・ゴ・ジエム・フオンさん(女性・18歳)には「我が家」が...
 インターネット接続の性能を評価するウェブサイト「スピードテスト(Speedtest)」を運営する米国のオー...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、米ボー
 ベトナムの決済アプリ大手「モモ(MoMo)」は、世界的保険グループであるチャブグループ(Chubb Group)傘...
 ホーチミン市当局は10月、ビンチュン街区(旧トゥードゥック市)のマイチート(Mai Chi Tho)通りに全長約5...
 KDDI株式会社(東京都港区)は11日、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Gr...
 株式会社多摩川ホールディングス(東京都港区)の孫会社である多摩川電子ベトナム(TAMAGAWA ELECTRONICS ...
 家具・建築用金物製造販売を手掛ける株式会社中尾製作所(三重県津市)は4日、東南アジア地域における販...
 ホーチミン市タンミー街区(旧7区)のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen...
 ベトナム共産党政治局は、政治システムにおける職位・職務区分を改定する決定第368号-QD/TWを公布した...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
トップページに戻る