ベトナムで第2の人口爆発起こる恐れあり

2010/07/07 08:11 JST配信

 統計総局人口労働統計部は2日、世界人口デー(7月11日)を迎えるにあたって記者会見を行い、ベトナムで第2の人口爆発が起こる恐れがあると明らかにした。出産可能年齢(14~49歳)の女性の数が急速に増加しているためで、該当する女性の人口は1989年には1700万人だったが、1999年には2200万人、2009年には2600万人にまで増加している。

 また、男女出生比率は正常レベルを超えて男児の多い状態が続いている。昨年実施された国勢調査の結果によると、男女比の平均は110.5対100だったが、北部のホン川(紅河)デルタ地域では115.5対100と全国で最も男児の比率が高い地域となった。省別では北部フンイエン省の男児の比率が130.7と最も高く、次いでハイズオン省バクニン省バクザン省と北部の省が続いている。

 男女出生比率のアンバランスは中国やインドなどにもみられる現象だが、ベトナムでは最近5年間に男児の出生比率が1年間に1ポイント増加する異常な事態となっている。1979年から1999年の20年間では10年間で1ポイントの増加にとどまっていた。

[Saigon times online, 3/7/2010, 23:49 (GMT+7)]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 人口・家族計画化総局は11日、全国63の省と都市で調査した2011年上半期における新生児出生に関するデー...
 人口・家族計画化総局の2011年の人口・家族計画によると、同局は2011年の出生率を前年比0.2%引き下げ...

新着ニュース一覧

 王立海軍(英国海軍)の23型(デューク級)フリゲート「リッチモンド(HMS Richmond、F239)」が22日午後、ホ...
 ベトナム共産党政治局の決定により、東北部地方タイグエン省共産党委員会書記(2020~2025年任期)のチン...
 商船三井ロジスティクス株式会社(東京都千代田区)のベトナム法人MOLロジスティクス・ベトナム(MOL Logi...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南部メコンデルタ地方ドンタップ省に住むファン・ゴ・ジエム・フオンさん(女性・18歳)には「我が家」が...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、9月29日
   日本とベ
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)は、北中部
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)の取締役
 ベトナム国家銀行(中央銀行)は、マネーロンダリング防止法の一部条項を具体化する通達第27号/2025/TT-N...
 ホーチミン市教育訓練局はこのほど開いたセミナーで、市内の普通教育機関での休み時間中に携帯電話や電...
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、長距離国際線の拡大を視野に、1
 公共の場に自動体外式除細動器(AED)を設置するベトナム初の取り組みが始まった。心停止後の初動対応力...
 インターネット接続の性能を評価するウェブサイト「スピードテスト(Speedtest)」を運営する米国のオー...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、米ボー
 ベトナムの決済アプリ大手「モモ(MoMo)」は、世界的保険グループであるチャブグループ(Chubb Group)傘...
トップページに戻る