警備サービス会社は年末が書き入れ時

2010/12/25 07:39 JST配信

 年末から旧正月(テト)にかけての期間は毎年、帰省や旅行などで家を空ける機会が増え、警備サービス会社やセキュリティ機器販売会社の書き入れ時となる。しかしこの時期の需要急増には、警備会社でも対応しきれないほどだという。21日付ティエンフォン紙電子版が報じた。

 家族で故郷に帰省したり、テト休暇を海外で過ごしたりと人により理由はさまざまだが、この期間に家を空にする人は多い。空き巣狙いにとっても「稼ぎ時」と言えるため、多少費用が高くついたとしても、警備サービスを利用しようと考える人が多い。警備会社のサービス料金は通常の時期より2~3倍も割高になるが、それでも対応できないほどの引き合いが来るため、短期の契約は断っているという。

 ハノイ市には約100社の警備サービス会社がある。同市タインスアン区のベト警備株式会社のハー・ズイ・ロン社長は「年末に向けて警備員を増やしてはいるが、それでも間に合わないほどだ」と話す。

 セキュリティ機器販売のビエンバック株式会社でも、この時期は通常の3~5割増の人が店を訪れ、監視カメラシステムや警報ベルの設置についての相談があるという。セキュリティ機器一式の価格は2000万~1億ドン(約8万~40万円)と決して安くはないが、同社は11月だけで100件以上の契約を結んだとしている。

[Tien phong online, 00:48 | 21/12/2010, O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ここのところ、ホーチミン市内の集合住宅で空き巣が横行している。特に集合住宅が連なる2区で頻発して...
 旧正月(テト)向けのサービスには大掃除、飾り付け、料理、植木の手入れなどがあるが、今年は留守番サー...
 綜合警備保障は14日、ベトナムの警備サービス会社クアンチュン・セキュリティガード・サービシーズ社(...
 スウェーデンの警備サービス大手セキュリタスがベトナムのロンハイ警備サービス社の株式49%を取得して...
 公安省警察総局は26日に開かれた社会秩序に関する行政管理をテーマとした会議で、警備サービス会社に対...
 政府はこのほど、警備サービス会社の経営に関する政令第52/2008/ND-CP号を公布した。  それによる...

新着ニュース一覧

 地場ドジ・ジュエリー(DOJI Group)は19日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で複合区「ドラゴン75コンプ...
 ホーチミン市内のガソリンスタンドでは、QRコードを使った振込決済が拡大しており、給油時の利便性向上...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハ...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
トップページに戻る