南極海で沈没の漁船、ベトナム人船員7人が帰国

2010/12/29 13:24 JST配信

 今月13日に南極海で沈没した韓国漁船に乗り組んでいたベトナム人船員11人のうち救助された7人がこのほど帰国し、遭難時の様子を語った。この事故ではベトナム人1人を含む5人が死亡、17人が行方不明になっている。28日付トゥオイチェー紙電子版が報じた。

 北中部ハティン省出身のチャン・ディン・カインさんによると、遭難した13日の朝は波が荒く5~6メートルの高さがあったという。「午前6時ごろ、コック長が船員を起こしにきた。30分ほどすると横波を受けて船が右に傾き、大量の海水が船内に流入した。その後、船長が全員に救命具を身につけて海に飛び込めと叫んだ」

 「5分もしないうちに船が転覆した。船員の中には救命具を着ていない人もいた。自分は沈没していく船の綱に足が絡まって10メートルほど引きずりこまれたが、必死にはずして海面に浮かびあがることができた。別の2人の船員と木片につかまって救助を待った」とカインさんは語った。

 冷たい海の中で40分ほど待つ間に誰もが手足の感覚を失っていった。別の漁船が救助にきてくれたときには命綱を手でつかむことができず、歯で噛んだという。カインさんは「同僚のグエン・バン・タインさんは、命綱を歯で噛むことさえできずにいるうち、目の前で高波に飲まれて海に沈んでしまった」と涙ながらに語った。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 外国船に乗船し働いているベトナム人船員の数は、現在数千人に上っている。13日に南極海で起きた韓国漁...
 13日午前4時半ごろ、ニュージーランドから2250キロメートル離れた南極海で操業中の韓国漁船が沈没し、5...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市警察刑事警察部は、タンソンニャット国際空港の空港警察と連携し、市内のホテルで殺人を犯...
 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC、東京都港区)は、ベトナム石炭鉱産グループ(Vietnam...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 23日のベトナム株式市場はほぼ全面安の展開となり、VNインデックスは3日連続で大幅に下落した。VNイン...
 ハノイ市郊外のダイスエン村(旧フースエン郡)ダーチャット村落の人々は、ベトナム語の標準語とは別に、...
 国家選挙評議会は21日、3月15日に実施された第16期(2026~2031年任期)の国会議員および各レベル人民評...
 ファム・ミン・チン首相は19日、エネルギー使用の効率化、エネルギー転換の促進、および電動車両などの...
 ホーチミン市のドゥックバー(聖母マリア)教会で19日、新しい2本の十字架が教会の2つの鐘塔の上に設置さ...
 ベトナム共産党のトー・ラム書記長は17日、新時代における首都ハノイの建設・発展に関する政治局決議第...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は、2026年における信頼性の高い不動産デベ...
 ハノイ市人民委員会は20日午前、環状2.5号線のジックボン(Dich Vong)~トゥオンディン(Thuong Dinh)区...
 ベトナムと日本の両国政府はハノイ市で20日、総額892億5600万円を限度とする円借款3件に関する書簡の署...
 在外ベトナム人国家委員会(SCOV)によると、現在、世界130以上の国と地域に約600万人の在外ベトナム人...
 地場の小売大手であるホーチミン市商業合作社(サイゴンコープ=Saigon Co.op)はこのほど、2026年の業績...
 国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(Sustainable Development Solutions Network=SDSN...
トップページに戻る