特別困難村発展プログラム、5年間で14兆ドン投入

2011/01/06 11:49 JST配信

 「2006~2010年期少数民族地域・山岳地域の特別困難村経済社会発展プログラム」の総括会議がこのほど開催され、この5年間に総額14兆252億5000万ドン(約561億円)の政府予算が同プログラムに投入されたことが報告された。4日付ダウトゥ紙電子版が報じた。

 ザン・セオ・フー少数民族問題担当相は「国内経済はこの期間中、世界同時不況、インフレ、たび重なる重大な自然災害などから多くの悪影響を受けた。そうした背景の中でのこの数字は、少数民族や特別困難地域に住む人々の生活安定のため、政府が努力したことを示すものだ」と述べた。

 プログラム実施の結果、特別困難村の貧困世帯の比率は2006年の47%から2010年には28.8%に減少し、目標としていた30%以下を達成した。また、1人当たり年間所得が420万ドン(約1万6800円)に、村の各集落に通じる道路の整備率が81%に、医療施設のある村の比率が100%になるなどの成果を挙げた。

 同プログラム指導委員会は2011~2020年期のプログラムについて、新貧困基準に基づいて今後詳細な内容を決定する予定だ。

[Dau tu online, 13:48:23, 04/01/2011, O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 政府民族委員会のザン・セオ・フー委員長は13日に開かれた国会常務委員会で、2016年~2020年期に「民族...
 南部農業科学技術研究所はこのほど、2011年における全国の農民1人当たりの平均年収は約440ドル(約3万4...
 文化スポーツ観光省は18日、「2020年までのベトナム少数民族文化の保存・発展計画」を発表した。18日付...
 政府は19日、2020年までの貧困削減の具体的目標を盛り込んだ決議80号/ND-CPを公布した。決議は目標とし...
 1月1日から施行となった2011~2015年の貧困基準によると、新たな貧困基準では、1か月当たりの収入が農...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VN...
 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初...
トップページに戻る