ハノイ:4~6世紀の墓から稲の種子発見

2011/04/23 08:21 JST配信

 ハノイ市トゥーリエム郡のシプチャー高層マンション建設案件の敷地内で、4世紀から6世紀にかけての年代のものとみられる墓が2基発見された。1つの墓からは稲の種子や焼かれた稲わらなどが見つかった。19日付ザンチーが報じた。

 ベトナム考古学協会のグエン・ラン・クオン博士によると、発見されたのは長さ4.7メートル、幅2.15メートルの大きな墓と、長さ3.9メートル、幅1.2メートルの小さな墓で、大きな墓の中には陶器、銅製の鉢、鉄製の釘など29点、小さな墓の中には陶器5点があったという。

 墓の底からはコメ粒や焼かれた稲わらが見つかった。考古学研究所のグエン・マイ・フオン研究員は「もみ殻や稲の茎が残っていたことは珍しい」と話している。この年代の他の墓と同様、棺桶や人の骨は焼かれてしまったため残っていなかったという。

[Dan tri, 19/04/2011 - 06:29, O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナムを代表する考古学者・人類学者で、音楽家としても知られるグエン・ラン・クオン(Nguyen Lan Cu...
 ハノイ市クオックオアイ郡ゴックミー村の畑で10日、水利施設の工事中に発見された古い墓の発掘が行われ...
 紅河デルタ地方ビンフック省イエンラック町にあるドンダウ遺跡発掘地区の地下3メートル余りの地層で、...
 東北部ハザン省でこのほど、約4000~7000年前に原始人が生活していたと見られる住居跡が発見された。15...
 北部カオバン省でこのほど、約1万年前に原始人が生活していたと見られる住居跡が発見された。  考...
 1月22日、ベトナム歴史博物館調査チームは、フートー省情報文化局と協力して行った同省ヤータン村レム...

新着ニュース一覧

 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
 ベトナム発のITソリューション企業であるカオピーズ(Kaopiz、ハノイ市)と、東南アジア市場における医療...
 米グーグル(Google)と財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)は18日、ベトナム国内での...
トップページに戻る