考古学者・音楽家のグエン・ラン・クオン氏が死去

2025/05/08 05:37 JST配信
  • 考古学者・人類学者、音楽家としても活躍
  • ベトナムの古人類学の基礎築く
  • ベトナム版ギネスブックに認定も

 ベトナムを代表する考古学者・人類学者で、音楽家としても知られるグエン・ラン・クオン(Nguyen Lan Cuong)氏が6日、ハノイ市のベトナム国家大学ハノイ校(ハノイ国家大学)医科薬科大学附属病院で死去した。84歳だった。胃がんを患い、闘病生活を送っていたという。

(C) vietnamplus
(C) vietnamplus

 クオン氏は生前、ベトナムの考古学研究や音楽の分野で大きな功績を残した。特に科学分野では、ベトナムの古人類学の基礎を築いたとされる。ベトナムにおける人類の起源の研究に生涯を捧げ、古代人の人骨の復元と研究に関する一連の国家プロジェクトの責任者も務めた。

 クオン氏は、辞書編纂者・作家で「人民教師」の称号を授与された故グエン・ラン氏の息子で、きょうだいも生物学者、農学者、音楽家と様々な分野の著名人だ。

 ハノイ総合大学で生物学を学び、ドイツやソ連でも学んだ後、1994年に、博士候補(準博士、ソ連・ロシアの学位で欧米の博士号に相当)を取得。2002年に准教授となった。2003年から定年退職した2007年まで、ベトナム考古学研究所の上級研究員を務めた。

 また、ベトナム版ギネスブックのベトナム・ブック・オブ・レコード(ベトキングス=Vietkings)から、「ベトナムで最多の1093体の古代人の骨を研究した人物」として認定された。

 さらに、音楽家としても活躍し、合唱団の指揮者も務めたほか、70曲以上の音楽作品を残した。これらの功績により、クオン氏はベトナム音楽協会や国連児童基金(ユニセフ=UNICEF)、国家交通安全委員会、海軍司令部などから音楽賞を計18賞受賞した。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナムを代表する考古学者・人類学者で、音楽家としても知られるグエン・ラン・クオン(Nguyen Lan Cu...
 ベトナムを代表する考古学者・人類学者で、音楽家としても知られるグエン・ラン・クオン(Nguyen Lan Cu...
 ハノイ市クオックオアイ郡ゴックミー村の畑で10日、水利施設の工事中に発見された古い墓の発掘が行われ...
 ハノイ市トゥーリエム郡のシプチャー高層マンション建設案件の敷地内で、4世紀から6世紀にかけての年代...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市人民評議会は、企業支援と物流コスト削減を目的として、港湾インフラ使用料を3年間にわた...
 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング...
 大型蓄電池の製造・販売などを手掛ける株式会社パワーエックス(岡山県玉野市)はこのほど、ベトナム向け...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南部地方タイニン省チャンバン街区のチャンバン郵便局の門前に、40年近く前から営業している小さな新聞...
 地場ベトナムグリーンハウス(Vietnam Greenhouse)とデンマークのバイオテクノロジー企業であるノボネシ...
 ホーチミン市人民裁判所は18日、米国への人身売買を目的として養子縁組を装い、子どもを買い取っていた...
 米国ニューヨークの国連本部で開催された第36回国連海洋法条約(UNCLOS)締約国会合で18日、ベトナム外交...
 オーストラリアの経済平和研究所(IEP)が発表した「世界平和度指数(Global Peace Index=GPI)」2026年版...
 ホーチミン市で5月に数字選択式宝くじの特賞である830億VND(約5億1000万円)超を当てた男性が、今度は南...
 ホーチミン市の家禽卵市場で約20%のシェアを占める大手卵生産会社のビンタインダット・フード(Vinh Th...
 ホーチミン市人民裁判所は18日、臓器売買あっせんルートの裁判で、主犯格のブイ・ティエン・ルック被告...
 滑走路の延伸や関連設備の改修などのため、3月から一時閉鎖されている南中部地方ラムドン省のリエンク...
 LOGIQ株式会社(沖縄県那覇市)は、グローバル開発体制を強化するため、ハノイ市に子会社「LOGIQ R&Dベト...
 日本貿易振興機構(ジェトロ)ハノイ事務所は、日本企業における海外大学との連携ニーズの高まりを受け、...
 ハノイ市警察は19日、「リゾート会員権」の販売を装った大規模な詐欺事件について、推定被害総額が2兆7...
トップページに戻る