メコンデルタ地方:新都市の建設予定地が放置化

2011/06/08 06:18 JST配信

 メコンデルタ地方において、当局により建設投資案件が承認されたものの進捗が遅れたため入居する住民の数が少なくなったり、或いは開発建設の途中で放置されてしまった都市区が増えている。3日付DVTが報じた。

 例えば、カントー市の南カントー都市区は総面積2000ヘクタール、承認された住宅地区建設案件30件だが、その内、現在までに完成済の案件は僅か7件、残りはインフラ整備や土地収用の準備中、或いは完全に放置されている状態だ。ビンロン省にある面積30ヘクタールのビンミン都市区でも、殆どの土地が放置されている。キエンザン省では、総面積911ヘクタールの新都市住宅地区建設案件6案が承認されたが、現在、使用されている土地は50%のみだという。

 当局はこれらの都市区放置化の要因を、新都市が建設される土地の殆どがインフラの未発達な郊外に位置することから、複数の投資主の融資が必要となり、結果として、企画や施工中の段階で頓挫してしまうケースが多いためと説明した。

[Bao Dat Viet, dvt.vn, 03/06/2011 13:49U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 メコンデルタ地方カントー市人民委員会はこのほど、2019年内に市内の5か所で計画されている新都市区の...
 メコンデルタ地方カントー市は、都市基盤整備案件向けに総額9030万ドル(約71億円)を投じる計画。この内...
 ハノイ市内には、地の利の良い場所にありながら長年放置されたままになっている、または目的外に利用さ...
 財政省はこのほど、多数の住宅が使用されずに放置されている現状を受け、当該住宅を課税対象として適用...
 建設省はこのほど、住宅建設が未完成の不動産の販売を禁止する案を政府に提出した。18日付アシュイが報...
 資源環境省は現在、「2030年までのベトナム土地管理部門発展戦略」の草案を作成中だ。同草案は、土地に...
 建設省と公安省などから成る合同査察団はこのほど、ハノイ市の不動産取引所61か所のうち25か所で違反行...

新着ニュース一覧

 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
トップページに戻る