ベトナム人の国内カジノへの入場、許可を検討すべき時

2012/08/01 18:48 JST配信

 ベトナムで最大のカジノとなる「MGMグランド・ホーチャム・カジノ」建設案件が、東南部バリア・ブンタウ省で進行中で、来年2月にも一部がオープンする予定になっている。しかし、国内のカジノにベトナム人が入場することはいまだに許されていない。30日付カフェエフが報じた。

(C)CafeF,HTS、建設中のホーチャム・カジノ
(C)CafeF,HTS、建設中のホーチャム・カジノ

 その一方で、シンガポール、マレーシア、カンボジアなどのカジノに、ベトナム人客が押し寄せるという逆説的な現象が生じている。今年5月、カンボジアに5つ星ホテルとカジノから成る「ナガワールド」がオープンした。ホーチミン市に事務所が開設され、ベトナム人向けの格安カジノツアーが繁盛しているという。

 ベトナム商工会議所(VCCI)法制部のチャン・ヒュー・フイン部長によると、ベトナム人の国内カジノへの入場は禁止されてはいるが、これまで実態調査が行われたことはなく、外国のカジノに出かけるベトナム人の調査もされたことがないという。

 ベトナム観光開発研究所のファム・チュン・ルオン副所長は、ベトナム人が外国のカジノに流れるのを防ぐため、国内のカジノへの入場許可を検討すべき時が来ていると主張している。

[CafeF,30/07/2012, 06:42,O ]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 財政省はこのほど、カジノ経営に関する政令案をまとめた。ベトナム人にカジノへの入場を許可するかどう...
 ベトナム国家銀行(中央銀行)は、外国人向けカジノ事業の外貨管理に関する指導通達草案を公表し、これに...
 グエン・タン・ズン首相は29日、カジノ経営に関する政令第86号/2013/ND-CPを公布した。政令によると、...
 カナダのアジアン・コースト・ディベロップメント社(ACDL)が7月26日、東南部バリア・ブンタウ省スエ...
 ベトナムには現在、外国人向けのカジノが全国50か所にあり、2011年の総売上高は約5兆ドン(約213億円)に...
 北中部クアンビン省は世界遺産フォンニャ・ケバン国立公園にカジノリゾートを建設すべく、海外企業に投...
 国会常務委員会は8日、カジノの経営に関する政令草案の内容について討議した。草案には、カジノ経営の...
 東北部クアンニン省でこのほど2012年投資促進会議が開かれ、国内でのカジノ開設問題に関心が集まった。...

新着ニュース一覧

 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VN...
トップページに戻る