資源環境省の最新報告によると、全国の工業団地から未処理廃水が1日当たり24万立方メートル垂れ流されている。集中廃水処理施設のある工業団地の割合は、2012年末時点で66%に留まる。11日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
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更に廃水処理施設があるのに運転していない、運転しても効果が低いなどのケースもあるという。メコンデルタ地方カントー市で11日に開かれたセミナー「メコンデルタ地方の工業団地における廃水管理」の場で明らかにされた。
資源環境省西南部環境支局のファム・ディン・ドン支局長は「この10年間にメコンデルタ地方の工業団地や工業地域が急速に発展したが、廃棄物や廃水の集中処理システムへの投資は少なく、未処理廃棄物が環境中に排出されている」と述べた。
カントー市人民委員会のボー・ティ・ホン・アイン副主席によると、メコンデルタ地方には現在約120か所の工業団地・工業地域があり総面積は約2万5000ヘクタールに上るが、2020年までには5万ヘクタールに倍増すると予測されている。しかし廃棄物処理システムへの関心は低いままだという。