ドイツ、フエの地雷・不発弾処理で25.8万ユーロ支援

2014/03/19 15:42 JST配信

 北中部トゥアティエン・フエ省人民委員会はこのほど、地雷の探知・除去事業を手掛ける社会的企業APOPOとの間で、「アルオイ郡における地雷・不発弾除去プロジェクト」に関する協力契約を締結した。

(C)  vietnam+
(C) vietnam+

 同プロジェクトは、ドイツの外務省の支援により実施されるもので、支援総額は25万7911ユーロ(約3630万円)に上る。プロジェクトは年内に展開し、同省の地雷除去および不発弾処理能力を向上させると共に、地雷・不発弾に関するデータベースを構築する。

 なお、同プロジェクトの実施機関であるAPOPOは、ベルギー人のバート・ウィートジェンス氏が創設した、タンザニアに本拠を置く社会的企業で、アフリカ原産のネズミを訓練し、その嗅覚を活かして地雷を探知・除去している。厳しい訓練を乗り越え、地雷除去の最前線に向かうネズミたちは「ヒーローラッツ」と呼ばれている。

 因みに、ある統計によると、ベトナム戦争の終結から2000年までの25年間に全国で地雷や不発弾の被害により死亡・負傷した人は10万人以上に上り、年平均約4000人もの人が地雷・不発弾の被害者となった計算になる。

[Quoc Viet, Vietnamplus, 10:39 (GMT+7) 13/03/2014U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナム人民軍工兵隊司令部は20日、ベトナム戦争後に残された地雷や不発弾の克服に関する会議で、全国...
 国防省と韓国国際協力団(KOICA)は14日、「ベトナム戦争後の地雷・不発弾による被害克服のためのベトナ...
 北中部地方クアンビン省ボーチャック郡タンチャック村を通過するクエットタン20号線沿いの森林で22日13...
 ハノイ市で27日、労働傷病兵社会省、ジュネーブ人道的地雷除去国際センター、および米国ベトナム退役軍...

新着ニュース一覧

 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
トップページに戻る