国防省と韓国国際協力団(KOICA)は14日、「ベトナム戦争後の地雷・不発弾による被害克服のためのベトナム・韓国協力事業」に関する討議議事録に調印した。この事業は、南中部沿岸地方ビンディン省と北中部地方クアンビン省の8000haの土地に残る地雷・不発弾の処理や、ベトナム国家地雷対策センター(The Vietnam National Mine Action Center=VNMAC)の能力向上を主な目的としている。
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韓国政府はKOICAベトナム事務所を通じて、約2000万USD(約20億9000万円)をVNMACに無償供与し、◇地雷・不発弾の処理、◇地雷・不発弾の被害者に対する支援、◇地雷・不発弾の被害を避けるための教育などを実施する。
この事業は2016~2020年に実施される。国防省とKOICAベトナムは、プロジェクトの調整委員会と管理委員会を設置して、定期的に協議しながら事業を進めることで一致した。
調印式で、戦後の地雷・不発弾による被害克服国家行動計画指導委員会(504指導委員会)委員長のグエン・チー・ビン国防次官は、この協力事業の意義を高く評価し、ベトナムと韓国の両国間の理解や信頼を深める一歩になると述べた。