韓国国際協力団が2省57地域で地雷除去、7万人以上に地雷教育も

2020/04/10 05:37 JST配信

 韓国国際協力団(KOICA)は5日、国連開発計画(UNDP)、ベトナム国家地雷対策センター(The Vietnam National Mine Action Center=VNMAC)との共同による、ベトナムでの地雷や不発弾の除去作業を完了したと発表した。

イメージ写真
イメージ写真

 除去作業が行われたのは、北中部地方クアンビン省と南中部沿岸地方ビンディン省の計57地域、面積にして計1億5000万m2におよぶ範囲だ。これと同時に地域住民や学生など約7万7500人を対象に地雷・不発弾の被害を避けるための教育も実施した。

 さらに地雷や不発弾の被害者情報約8万件を管理できるシステムも構築。これを労働傷病兵社会省とUNDP、VNMAC間で共有し被害者支援ができるようにした。また地雷や不発弾の危険性を啓発する映像を制作し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で紹介している。

 KOICAによると、ベトナムは国土の約19%に地雷や不発弾が埋まっているという。このため韓国政府は2016年、KOICAを通じて2000万USD(約21億8000万円)をVNMACに無償提供して同事業を進めてきた。

[聯合ニュース 09:00 04/05/2020, S]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 韓国国際協力団(KOICA)はこのほど、国連開発計画(UNDP)と協力し、南中部沿岸地方ビンディン省、同クア...
 韓国国際協力団(KOICA)はこのほど、北中部地方クアンチ省人民委員会と「障がい者総合リハビリセンター...
 北中部地方クアンビン省人民委員会は5日、グエン・スアン・フック首相が海外の非政府組織(NGO)の無償資...
 女性13人から成る第19クラスター爆弾除去隊(MAT19)は、北中部地方クアンチ省で戦争の負の遺産である爆...
 戦後の地雷・有害化学物質による被害克服国家指導委員会(701指導委員会)は3月31日、ハノイ市ホアンキエ...
 ベトナム人民軍工兵隊司令部は20日、ベトナム戦争後に残された地雷や不発弾の克服に関する会議で、全国...
 国防省と韓国国際協力団(KOICA)は14日、「ベトナム戦争後の地雷・不発弾による被害克服のためのベトナ...

新着ニュース一覧

 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
トップページに戻る