クアンビン省:戦時中の不発弾が爆発、男性2人死亡

2015/11/24 13:51 JST配信

 北中部地方クアンビン省ボーチャック郡タンチャック村を通過するクエットタン20号線沿いの森林で22日13時ごろ、ベトナム戦争時代から地中に眠っていたロケット弾が爆発し、地元住民の男性2人が即死する事故が発生した。

(C) nld
(C) nld

 死亡したのは、同村在住のアレム族のディン・ダーさん(24歳)とディン・ゴットさん(23歳)。2人は山で魚を釣るエサのミミズを捕ろうと土を掘っていたところ、埋まっていたロケット弾にぶつかり、その振動で不発弾が爆発したものと見られている。当局は現場で多数の不発弾を確認し、回収・処理に当たった。

 なお、ラオスとベトナムの自然の国境とも呼ばれるアンナン(チュオンソン)山脈の東西を結ぶこのクエットタン20号線は、ベトナム戦争時代にベトナム人民軍が兵器や食糧などを輸送する重要な通路だったため、激しい戦闘が行われていた。当時の不発の地雷や弾頭が今でも至るところに残ったままになっている。

[NLD等, 11:08 (GMT+7) 23/11/2015, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 18日午前10時ごろ、南中部沿岸地方カインホア省カインソン郡トーハップ町タールオン村落にある民家で不...
 北中部地方クアンチ省ハイラン郡ハイバー村コールイ村落で18日午前9時頃、ベトナム戦争時代から地中に...
 ハノイで18日、ASEAN10か国と対話国8か国の代表が参加して、人道的地雷対策活動に関する第1回専門家会...
 北中部トゥアティエン・フエ省人民委員会はこのほど、地雷の探知・除去事業を手掛ける社会的企業APOPO...
 ハノイ市で27日、労働傷病兵社会省、ジュネーブ人道的地雷除去国際センター、および米国ベトナム退役軍...
 2010年~2025年に戦後の地雷・不発弾を克服する国家行動プログラムを実施する国家指導委員会(504号指導...

新着ニュース一覧

 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)傘下の政策開発研究所が先般発表した...
 医療機関向けパッケージソフトウェアの製造・販売を手掛ける株式会社エクセル・クリエイツ(大阪府大阪...
トップページに戻る