ハノイ市で14日、「査証(ビザ)申請オンラインシステム」と「外務省データセンター」の完成式典が開かれ、ファム・ビン・ミン副首相兼外相や世界銀行(WB)ベトナム事務所のビクトリア・クワクワ所長らが参列した。
(C)ICT news、完成式典の様子 |
ビザ申請オンラインシステムは、インターネット上<http://visa.mofa.gov.vn>でビザを申請できる初めてのシステムで、外務省と外国に所在するベトナム代表機関が外国人に発給するビザの手続きや形式などが統一された。また、システムには管理者用のアプリケーションも組み込まれている。
外務省データセンターは、国際標準のITインフラで、業務管理能力・業務効率・業務の質の向上とコスト削減を目指す。これら2つのプロジェクトは、世界銀行の支援を受けて2006年から実施されている「ベトナム情報通信技術(ICT)発展計画」の一環。
ミン副首相兼外相は式典で、両プロジェクトの完成は、行政管理へのICT導入において重要な意義を持つとし、政府の行政手続き改革計画の中で必要不可欠なプロセスだと強調した。