国内トップクラスのがん専門病院であるハノイ市ケイ病院の副院長兼予防研究所の所長、チャン・バン・トゥアン博士が17日、保健省が開催した乳がん治療に関するシンポジウムで語ったところによると、ベトナムでは毎年約1万4000人に乳がんが発見されており、ベトナム人女性がかかるがんの中で最も多くなっている。
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また、国民の間で乳がんに対する認識が低く、乳がんに気がついた時にはそのほとんどが末期にあるため、治療が限定的になるケースが多い。同病院の調査結果によると、2000年の国民10万人あたりの乳がん患者数は17.4人だったが、2011年には29.9人に急増している。
なお、国内の病院における乳がん治療レベルは、かなり高い水準まで発展している。同病院で治療を受けた患者の70%以上が治療から5年経った後もがんが転移・再発せず、完治したという統計もあり、これはシンガポールの治療レベルと同水準だと言える。