財政省、日本製の「消せるボールペン」の輸入規制を提案

2015/04/21 18:56 JST配信

 財政省はこのほど、温度変化によって色が変わるボールペン、いわゆる「消せるボールペン」の輸入規制に関する具体的な規定を設けるよう商工省をはじめとした関連省庁に提案した。ベトナム国内で「消せるボールペン」として流通しているのは、主にパイロット社製「フリクションボール」シリーズだ。

(C)  Ictnews
(C) Ictnews

 財政省によると、全国の税関当局では最近、「消せるボールペン」を大量に輸入しているケースが度々見つかっている。同省は、もし「消せるボールペン」がベトナム国内で普及し悪用されれば、社会安全に悪影響を及ぼしかねないとして、かねてから輸入規制が必要との方針を示していた。こうした懸念から、同省は現在、全国の税関当局に対し、当該商品の輸入手続きを行わないよう指導している。

 2015年4月初め、ホーチミン市税関局は、ある企業が「消せるボールペン」200本を輸入したのを発見し、発送元に送り返した。同市税関当局が「消せるボールペン」を発見したのは今回が初めてではない。2013年9月にも日本から発送された郵便物から4670円相当のパイロット社製「フリクションボール3」を発見している。

 なお、「消せるボールペン」は、ベトナム国内で現在、主にインターネット上で販売されており、1本当たりの価格は、7万VND~9万5000VND(約390~530円)で取引されている。

[Phuong Hoang ICTNEWS  07:52, 20/04/2015U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 東南部地方ドンナイ省警察は26日、詐欺・資産横領の容疑で指名手配されていたグエン・ティ・トゥエット...
 ホーチミン市税関局はこのほど、日本発送の郵便物の中から、温度変化によって色が変わるボールペン「フ...
 最近ベトナムでは「魔法ペン」と呼ばれるペンが巷に出回っている。この「魔法のペン」で書いた文字は数...

新着ニュース一覧

 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
トップページに戻る