インドで開催された「第46回国際物理オリンピック2015」で、ベトナム代表として出場した高校生5人のうち3人が金メダル、2人が銀メダルを獲得し、全員メダル獲得の快挙を成し遂げた。
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金メダルを獲得したのは、ブー・タイン・チュン・ナムさん(ハノイアムステルダム高校3年)、グエン・コン・タインさん(紅河デルタ地方ハイフォン市チャンフー高校3年)、ディン・ティ・フオン・タオさん(紅河デルタ地方ナムディン省レホンフォン高校2年)の3人。
金メダルを獲得したナムさんは、前年のアジア物理オリンピック及び国際物理オリンピック、今年のアジア物理オリンピックでも金メダルを獲得している。またタオさんは、全ての女子出場選手の中で最高成績をおさめ、特別賞を受賞した。
銀メダルは、グエン・ゴック・カインさん(北中部ゲアン省ファンボイチャウ高校3年)とグエン・クアン・ナムさん(ハノイ市師範大学付属高校2年)の2人。カインさんは、前年のアジア物理オリンピックで銅メダル、今年のアジア物理オリンピックで金メダルを獲得している。
日本代表は、出場した5人のうち奈良県の東大寺学園高校1年、渡辺明大さんが金メダルを獲得。このほか2人が銀メダル、2人が銅メダルを獲得し、全員がメダルを獲得した。日本代表の金メダル獲得は2012年大会以来3年ぶり。
今回の国際物理オリンピックには、世界82か国・地域の高校生382人が出場した。今大会、ベトナム代表は中国と台湾に次いで総合3位に立ち、過去に出場した物理オリンピックでの最高成績となった。