越人1人当たりの年間即席麺消費量は世界2位、安さと手間いらずで

2015/12/17 16:21 JST配信

 各種の統計を見ると、ベトナムの即席麺消費量は急速に増えている。世界ラーメン協会(WINA)によると、ベトナムの年間即席麺消費量は2010年時点で48億2000万食だったが、2013年には52億食にまで急増し、世界4位につけていた。

(C)Tuoi tre,Manh Khang
(C)Tuoi tre,Manh Khang

 2014年には50億食に減少し世界5位とランクダウンしたものの、ベトナム人1人当たりの年間即席麺消費量は55食で、韓国の76食に次いで多い。

 WINAの2014年の統計によると、1位は中国と香港で計444億食。以下、◇2位:インドネシア(134億3000万食)、◇3位:日本(55億食)、◇4位:インド(53億4000万食)などとなっている。

 また、国際市場調査のユーロモニターによると、2008年から2012年の4年間にベトナムの即席麺消費量は37%増えて40万tに達し、売上高は約2倍の20兆VND(約1100億円)に上った。国内では現在、約50社の即席麺メーカーがしのぎを削り合っている。

 多くの消費者は、即席麺の食べ過ぎが健康に悪いことは分かっている。しかし安くて手間がかからないことから、つい即席麺で済ませてしまう場合が多いようだ。工場勤務の労働者や大学生は、仕事や勉学に疲れて帰った後に料理をする気になれないと話す。

 多くの人は健康への影響を気にしつつも、すぐに害が出るようなものではないため、目をつぶって食べている。医師らは、栄養バランスに注意して食事を取るよう呼び掛けている。

[Tuoi tre,08/12/2015 07:30 GMT+7,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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