紅河デルタ地方タイビン省人民委員会のグエン・ホン・ジエン主席は1日、同省在住の会社社長グエン・クオック・ホアさん(男性・56歳)が自主設計・製造した小型潜水艦「ホアンサ1号」を視察し、海洋での潜水実験を支持することを明らかにした。
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ホアさんは2月13日、同省タイトゥイ郡ジエムディエン町の海岸に同潜水艦を移動し、海洋での潜水実験を試みたが、地元国境警備隊から撤去を指示され、実験を断念した。2014年にも、同じく自主設計・製造した小型潜水艦「チュオンサ1号」の海洋潜水実験を行おうとしたが、「海洋での実験にあたり安全性を確保できない」として当局からの許可が下りず、実験を断念している。
ジエン主席は1時間にわたる視察を経て、ホアさんの技術力や創造力を賞賛し、安全性を確保した実験計画が提出できれば、ホアさんに対して海洋潜水実験を直ちに承認すると積極的な姿勢を見せた。
なお、「ホアンサ1号」は、全長7m、幅2.5m、高さ2m、重さ9tの小型潜水艦。最大潜航深度は50m、最大潜航時間は3日間の計算だ。チュオンサ1号よりも優れた特長を有しており、無線通信装置や水中監視カメラ、ナビゲーションシステムなどを搭載。また、水だけでなく泥にも潜ることができるという。