空軍戦闘機墜落事故、原因はコックピット内の故障

2016/06/28 04:32 JST配信

 北中部地方ゲアン省マット島付近で14日に空軍戦闘機「Su-30MK2型機」(機体番号8585)が墜落し、16日に同機の機体と操縦士を捜索していた海上警察の航空機「CASA-212型機」(同8983)が紅河デルタ地方ハイフォン市バックロンビー島から南西に44カイリ離れたトンキン湾の海域で墜落した2件の事故に関して、ベトナム人民軍のボー・バン・トゥアン副総参謀長は24日に記者会見を開いた。

(C) vneconomy
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 トゥアン副総参謀長は記者会見で、「Su-30MK2型機」の事故の原因はコックピット内の故障にあることを明らかにした。また、「CASA-212型機」の乗員9人全員が死亡したと見られると発表した。27日までに4人の遺体が発見されているが、残る5人については現在も捜索が続いている。

 「Su-30MK2型機」の事故では、パラシュートで脱出した操縦士2人のうち1人が翌15日に発見・救助されたが、もう1人は17日にパラシュートに包まれた状態で遺体で発見された。救助された操縦士によると、目的地から15km離れた地点でコックピット内で爆発音がしたという。国防省は引き続き原因を究明し、後日最終的な結論を正式に発表する。

 「Su-30MK2型機」が墜落したのは、ゲアン省ブン川クアバン河口から北東に25カイリの地点。この海域では、機体の前部の残骸が見つかっている。また、ゲアン省の北に接するタインホア省の沖合いでも、同機の座席部分が漁民により発見・回収された。

 一方、「CASA-212型機」については、同機の胴体、尾翼、プロペラ、エンジン、また乗員の私物と見られる物体が、紅河デルタ地方ハイフォン市バックロンビー島から南南東に15カイリ離れたトンキン湾の水深約60mの地点で発見・回収された。

 現在も、「CASA-212型機」のブラックボックスの捜索が続いている。発見次第、同機を製造したエアバス・グループ(Airbus Group)は、ベトナム国防省の監視のもと、機密情報取り扱いとしてブラックボックスを解析して事故を再現し、事故原因の究明を支援する。同作業はスペインの首都マドリードで行われる見通しだ。

 同機を操縦していたのは、空軍第918旅団長のレ・キエム・トアン大佐。トアン大佐は2014年に発生し多数の中国人が犠牲になったマレーシア航空(Malaysia Airlines)370便墜落事故で捜索に参加していたこともあり、ベトナム国防省から支援の要請を受け、中国当局は船及び航空機を動員してトンキン湾国境画定線の東海域で捜索を行っている。

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