ベトナムの産休26週間、東南アジアで最長―ILO

2017/01/24 16:18 JST配信

 国際労働機関(ILO)によると、ベトナムにおける現行の女性労働者の産前産後休業(産休)期間は26週間で、東南アジアで最長、またILOが提言する14週間、およびASEAN平均の13週間よりも大幅に長くなっている。

 ベトナムに続いて東南アジアで産休期間が長いのはシンガポールで16週間。このほか、◇タイ:13週間、◇インドネシア:13週間、◇カンボジア:13週間、◇ラオス:13週間、◇ミャンマー:12週間、◇フィリピン:9週間、◇マレーシア:9週間、◇ブルネイ:9週間となっている。

 産休中の給与について、ベトナム、マレーシア、インドネシア、ラオス、シンガポール、フィリピン、ブルネイの各国では100%が支払われる一方、タイは最初の45日間が100%、残りの45日間が50%となる。また、ミャンマーは66%、カンボジアは50%となっている。

 また、ベトナムでは政令第85号/2015/ND-CP(2015年11月15日施行)により、12か月未満の乳児を養育する女性労働者は、子供への授乳、母乳の搾乳・保管、休憩のため勤務時間中に1日60分の休憩を取ることができることになっている。ベトナムのほか、ラオスとカンボジアでも授乳休憩が法律で定められている。

[Ha Phuong, VnExpress, 13/1/2017 | 10:00 GMT+7, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市ドンアイン郡で2014年~2017年にかけて実施された女性のうつ病に関する調査で、郡内の産婦の8....
 改正社会保険法(社会保険法2014年版、2016年1月1日施行)をガイダンスする通達第59号/2015/TT-BLDTBXH(2...
 労働傷病兵社会省社会保険局チャン・ティ・トゥイ・ガー局長は、5月1日発効の改正労働法により規定され...

新着ニュース一覧

 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング...
 世界最大級の宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」はこのほど、6月のプライド月間(L...
 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
トップページに戻る