ホーチミンの路上でタマリンドを集めて生活する人々

2017/05/20 05:38 JST配信

 ホーチミン市には、街路樹として植えられたタマリンドの木から落ちた実を集めて生計を立てる人々がいる。

(C) vnexpress
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 メコンデルタ地方チャビン省出身のファン・ホア・ティエップさん(男性・40歳)は毎日、タマリンドの木が植えられた市内の通りに出て、長さ約15mの手製の棒を使って収穫した実を売って家族を養っている。

 ティエップさんは、「この仕事を始めて3年になります。以前は荷物の運搬の仕事をしていましたが、残念ながら事故で足に怪我を負ってしまい、辞めざるを得ませんでした。多くの店が食品を作るためにタマリンドを欲しているので、この仕事を始めました」と話す。

 ティエップさんのほか、彼をサポートする人が2~3人いる。彼らは毎日、午前10時から午後まで市内の通りを回ってタマリンドの実を収穫する。「交通に影響を及ぼしかねないので、交通量が多い通りや歩道が狭い通りは避けます」とティエップさん。

 「タマリンドの実を収穫する仕事は単純に見えますが、とても大変です。実を落とすための棒は重さが20kgもあり、持ち上げるだけで疲れますし、棒を倒さないようしっかりと握っておかなければなりません」。

 木から落ちた実は、交通に影響を及ぼさないようすぐに集めてまとめる。たくさん実った木であれば、4本分で十分な収穫になるという。一方、実った木にあたらなければ、通りをいくつ回ってもほとんど収穫がない日もある。

 ティエップさんは、収穫した実を持ち帰って一家総出で皮をむいてから、8区にあるビンディエン卸売市場へ売りに行く。1日平均60kgほど収穫できるが、皮をむいた後の重さは約50kgに減ってしまう。1日の収入は約70万VND(約3500円)だが、皆で分け合うため、1人分の収入は節約をしてかろうじて生活できる程度だという。

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