ハノイ市警察によると、以前は大学生や高校生、高齢者が電動自転車の主な利用者だったが、2年前頃から中学生の利用者が急速に増加しており、ヘルメットの非着用や3人乗り、スピードの出し過ぎといった危険な乗り方をしているという。特に時速40~45kmまでスピードを出せるように改造した電動自転車は、安全性が問題視されている。
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電動自転車の改造に詳しい男性は、スピードを出せるようにするため、一部の部品を取り外したり、バッテリーを交換したりして重量を軽くすると話した。市警察の幹部グエン・バン・クイ上佐は、こうした改造は運転者のみならず、周囲の交通参加者にとっても危険だと指摘する。
クイ上佐によると、各電動自転車メーカーは安全面から最高時速を25kmに制限しており、これ以上のスピードを出せば、安全性が損なわれることは確実だという。市警察は改造行為を取り締まるため、日常的にパトロールし、自転車修理店から改造に携わらない確約書を取るなどしている。
実際には改造自転車に関連した交通事故が多発している。しかし、改造を理由に拘束したり処分したりした例はまだないという。