移り変わりゆく時代のステータス「スーパーバイク」たち

2017/06/24 05:46 JST配信

 ベトナムの歴史の中で、バイクはいつの時代も人々の夢であり、大切な家族の共有財産だったが、なかでも以下のバイクは一種のステータスとされ、所有者に優越感をもたらす「スーパーバイク」と称された車種だ。

(C) VTC.vn
(C) VTC.vn

 50代以上の人にかつてのバイクについて聞けば、これらのスーパーバイクを始めとしたバイクにまつわる思い出話が尽きないだろう。

シムソン(Simson)

 1975年の南部解放後は、旧ソ連産のシムソンが今でいうところの高級自動車のような高嶺の花のバイクとされていた。シムソンは正規輸入品がなく、市場に出回るのは旧ソ連に留学や労働に行っていたベトナム人が帰国の際に手荷物として持ち帰ったもののみだったこともあり、とても希少な高級車だった。

 エンジンは50cc、色は黄緑、緑、赤、白の4種類とバラエティがあったが、電気錠だったため同車種であれば1つの鍵で解錠できてしまうことから、外付けで別に鍵をかけなければならなかったのが唯一の難点だったとか。


バベッタ(Babetta)

 1980年代にベトナムに輸入されるようになったチェコ産のバイクで、農民の間では「貴族のバイク」と称された。頑丈な造りが特徴で、農民たちは農産物や重いものを運ぶのに使っていた。


ホンダ・スーパーカブ(Honda Super Cub)

 車体の頑丈さや燃費の良さから長年にわたり圧倒的な支持を得て「ホンダの神話」と称されたのがホンダ・スーパーカブ。1985年に生産が開始され、2008年には生産台数が6000万台を突破したスーパーカブは、世界で最も人気のバイクのひとつだ。特にベトナムで普及したのが、1978年・1979年・1981年産の50cc・70cc・90ccのスーパーカブ。


ホンダ・ドリーム(Honda Dream)

 1990年代はホンダ・ドリームがステータスとされ、多くの人が夢見たバイクだ。頑丈なエンジンにスタイリッシュな車体で、これまでのスーパーカブに次いでホンダの人気車種となった。当時、ホンダ・ドリームは家族の財産であり、通りに面した戸建ての家ほどの価値を有していた。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホンダベトナム(HVN)は15日、ホンダのバイクを代表する「モンキー(Monkey)」と「スーパーカブC125(Supe...
 ホンダベトナム(HVN)は3月27日、ネイキッドモデルのバイク「レブル(Rebel)」のエンジン排気量300ccモデ...
 ハノイ市の食糧事情が厳しかった時代、人々は配給の物品を扱う店に列をなした。食料を得るために国中が...
 イタリアのバイク・自動車メーカー、ピアジオの現地子会社ピアジオ・ベトナム(Piaggio Vietnam)はこの...
 フランス大手自動車メーカーのプジョーが、50数年振りにベトナム市場にスクーターを投入する。ベトナム...
 ホンダベトナム(HVN)はこのほど、ベトナムにおける二輪車の生産が累計2000万台に達したことを記念し、...
 イタリアのオートバイ・自動車メーカー、ピアジオの現地子会社ピアジオ・ベトナム(Piaggio Vietnam)は...

新着ニュース一覧

 政府は、付加価値税(VAT)法の施行をガイダンスする政令第181号/2025/ND-CPの一部を改正・補足する政令...
 米国通商代表部(USTR)はこのほど、貿易相手国の知的財産権の保護と執行に関する「2026年版スペシャル30...
 インド海軍の艦艇「INSサガルドワニ(INS Sagardhwani)」が5日~8日の日程で、南中部地方カインホア省の...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市の中心部には、築140年以上の給水塔が今も存在している。この建築物は、19世紀末にフラン...
 ホーチミン市人民裁判所は7日、麻薬の違法売買や所持の罪に問われていた麻薬ルート元締めのグエン・テ...
 「豚骨麺屋一番軒」や「肉汁餃子のダンダダン」などの飲食店運営や食品販売などを手掛ける株式会社ベス...
 企業のサステナビリティ経営を支援する株式会社ゼロボード(東京都港区)は、グリーン成長や持続可能な開...
 7日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが大型株の牽引により上昇し、史...
 トー・ラム書記長 兼 国家主席は5日から7日にかけてインドを国賓訪問し、ナレンドラ・モディ首相および...
 配車アプリを展開する地場Beグループ(Be Group)は、5月8日より各種サービスの料金を+2~11%引き上げる...
 インドネシアのフィンテック企業クレディボ(Kredivo)は6日、ベトナムのデジタル銀行ティモ(Timo)の買収...
 ベトナム国家銀行(中央銀行)によると、2025年末時点で15歳以上の国民の銀行口座保有率が約89%に達した...
 レ・ミン・フン首相はこのほど、戦略的技術および戦略的技術製品のリストを定めた決定第21号/2026/QD-T...
 インドにおける2026年1~3月期の電気自動車(EV)販売台数ランキングで、ベトナムのEVブランドがトップ4...
 国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の子
トップページに戻る