オシウス前在ベトナム米国大使、越僑の追放政策に反対

2018/04/16 05:50 JST配信

 テッド・オシウス前在ベトナム米国大使は、自分が外交官の職を辞したのはドナルド・トランプ米大統領による越僑に対する政策がきっかけだったと明らかにした。また、2016年11月の大統領選挙でトランプ氏が当選した時、いずれ辞職することになると覚悟したと話した。

 オシウス元大使は、米国が国外追放令を出している8000人余りの越僑を受け入れるようベトナム政府を督促する旨の新たな指示を受けた。大半の越僑は、ベトナム戦争が終結した1975年以降に米国に渡り、安定した生活を送っている。オシウス氏は、この政策がベトナムに対する別の政策目標(貿易赤字の削減や軍事協力の強化など)に悪影響を及ぼすことを懸念している。

 オシウス氏は「私は沈黙するよう求められたが、越僑に対する政策に反対の考えを表明した。自分の信念を守るには乗り越えることができない溝ができたと思い、自分は政府の外側から国に奉仕しようと考えた」と語り、2017年9月に米国務省を去る意思を固めたと明かした。

 米移民税関捜査局(ICE)は2017年3月から、米国で犯罪を犯し有罪になった越僑の拘束を開始し、これまでに100人余りが拘束されている。米国税調査局によると、米国には約130万人の越僑が暮らしているが、うち1万人が犯罪歴のためにグリーンカード(永住権)を失い、国外追放命令を受けているという。

 

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