世界遺産ミーソン遺跡の碑文を越語・英語に翻訳

2018/05/10 04:51 JST配信

 南中部沿岸地方クアンナム省にある世界文化遺産のミーソン聖域でこのほど、同遺跡の碑文に書かれた文字をインドの古語であるサンスクリット語からベトナム語と英語に翻訳するプロジェクトが始まった。

(C) Sa Huynh
(C) Sa Huynh

 同プロジェクトは、インドの科学者やベトナム国内の専門家、在ベトナム・インド大使館、ミーソン観光・遺跡管理委員会が協力して行うもので、同遺跡の文化的価値の保存と活用および研究の促進、また遺跡の文化・歴史・宗教的価値を広く世界に紹介することを目的としている。

 同遺跡では、2016年から2021年にかけて、インド政府より資金支援を受けて修復・保存プロジェクトも実施されている。

 ミーソン聖域は、2世紀から15世紀後半ごろまでベトナム中南部の沿岸地方に存在したチャンパ王国の聖地で、1999年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された。しかし、同遺跡はベトナム戦争時代の爆撃により、甚大な被害を受けている。

[Doan Huu Trung, Vietnamplus, 11:31 (GMT+7) 03/04/2018, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部沿岸地方クアンナム省にある世界文化遺産のミーソン聖域を管理するミーソン文化遺産管理委員会は...
 南中部沿岸地方クアンナム省にある世界文化遺産のミーソン聖域を管理するミーソン文化遺産管理委員会は...
 政府はこのほど、ベトナムにある世界遺産の保護と管理について規定した政令第109号/2017/ND-CP(11月10...
 ベトナムには、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された文化遺産と自然遺産が合わせて8...
 南中部沿岸地方クアンナム省にある世界遺産ミーソン聖域の宝物庫「E7」で、2011年10月末から4年近くに...
 フランス極東学院(EFEO)が保管する、20世紀初頭におけるフランス統治下のベトナムを写した写真55枚や多...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市建設局傘下の11区建設投資プロジェクト管理委員会は4日、同市フート街区(旧11区)のフート...
 韓国の食品製造会社であるサムファF&C(Samhwa F&C)はこのほど、自社で展開するフローズンヨーグルトの...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ベトナムIT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、ドイツのフラ
 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩...
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6日、独自ブランドの香り「ニャー
 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~10月期のFDI...
 ハノイ市人民委員会主席のチャン・シー・タイン氏が5日、党中央執行委員会によって中央監査委員長に選...
 ハノイ市の国家展示センター(VEC)で開催された「秋季フェア」で、トゥアンギア製造組立(Tuan Nghia)が...
 ホーチミン市建設局によると、同市コンダオ特区(コンダオ諸島)で初の電気バス路線が12月初旬に運行を開...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、11月11
 自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)などを手掛ける自然電力株式会社(福岡県福岡市)がグループ会社を...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2025年10月の輸出額(推定値)は前年同月比+17.5%...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年10月の全国消費者物価指数(CPI)は前月比+0.20%上昇、前...
 政府は、家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CPを公布した。...
トップページに戻る