ミーソン遺跡の宝物庫E7、かつての姿取り戻す

2015/08/05 14:45 JST配信

 南中部沿岸地方クアンナム省にある世界遺産ミーソン聖域の宝物庫「E7」で、2011年10月末から4年近くに及ぶ復元作業が完了し、かつての姿が取り戻された。

(C) vnexpress, 復元されたE7
(C) vnexpress, 復元されたE7
(C) VIETJO, 復元前のE7(2006年)
(C) VIETJO, 復元前のE7(2006年)

 この事業は、同省文化スポーツ観光局が90億VND(約5100万円)を投じて行ったもの。今回、初めて国家予算でチャンパの塔が復元された。設計は、文化スポーツ観光省傘下の遺跡保護研究所が担当した。

 同事業は、調査から補強、修繕、復元まで全ての過程を含む。現在、復元まで完了しているが、引き続き周辺の舗装作業や覆い屋根の取り外し作業が行われている。数日後には観光客向けに公開される予定だ。

 同事業では、復元作業と合わせて発掘調査も行われ、多数の遺物が出土した。出土遺物は、ミーソン観光・遺跡管理委員会で保管されている。

 ミーソン聖域は、2世紀から15世紀後半ごろまでベトナム中~南部の沿岸地方に存在したベトナムの初期国家、チャンパ王国の聖地。1999年に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録され、中部の一大観光地となっている。

 E7は宝物庫とされており、建設時期は11世紀頃と見られている。E7を含むEグループの建造物は、ベトナム戦争で爆撃を受けてがれきの山と化した。地面には爆撃による大穴が残っている。

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