ベトナム人の年間純アルコール摂取量は8.3L、世界平均超え

2018/06/14 16:22 JST配信

 世界保健機関(WHO)の最新の調査結果によると、15歳以上のベトナム人が1年間に摂取する純アルコール量は8.3Lで、世界平均の6.6Lを大きく上回る。世界ランキングでは前回調査時の194か国中94位から64位へと一気に30ランクも上昇した。WHOベトナム事務所が8日に開催した、酒類・ビール被害防止法草案に関するシンポジウムで明らかにされた。

(C)Tuoi tre
(C)Tuoi tre

 WHOベトナムのグエン・フオン・ナム氏によると、世界の165か国が酒類・ビールの価格調整政策を実施しており、うち90%は特別消費税を課している。価格を25%引き上げると酒類・ビールの消費量を11%減らすことができるという。

 酒類・ビールの販売時間については、世界の半数余りの国が規制を設けている。スウェーデンでは、国が独占的に販売しており、時間は午前10時~午後6時までに限られる。酒類・ビールの広告については、166か国から報告があり、約10%の国が全面的に広告を禁止し、多くの国が若者向けの広告を禁じている。

 WHOはアルコールの健康への害が増加していることを指摘し、酒類・ビールの販売時間や販売場所の規制、小売の許可制度、価格の引き上げ、広告・販促キャンペーン規制、密造酒規制などの政策を実施するよう各国に勧告している。

 

[Tuoi tre,11/06/2018 15:00 GMT+7,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 国民1人当たりの1か月のビール・アルコール飲料消費量は、2018年の0.9Lから2020年に1.3Lに増加した。統...
 ホーチミン市人民委員会のチャン・バン・トゥエン副主席はこのほど、ビールを含めたアルコール飲料に課...
 酒類・ビール被害防止法草案に関連して、保健省はビールの広告の規制を提案した。  保健省は、酒類...
 保健省は13日、アルコール被害防止法の第2次草案の内容を説明する会合を開催した。アルコールの販売時...
 保健省は、午後10時から翌朝の午前6時までビールなどの酒類の販売を禁止することなどを盛り込んだアル...

新着ニュース一覧

 東南部地方ビンズオン省のビンズオン新都市ワールドトレードセンター(WTC EXPO)で5月7日(水)から9日(金...
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) ロンドン:歌謡曲でムードたっぷり、街角...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 イタリアのサンペレグリノ(Sanpellegrino)とアクアパンナ(Acqua Panna)が冠スポンサーを務める「アジア...
 日本の警察庁組織犯罪対策部はこのほど、令和6年(2024年)における組織犯罪の情勢(確定値版)を発表した...
 北中部地方クアンチ省チエウフォン郡チエウタイン村で4月28日、南部解放・南北統一50周年(1975年4月30...
 ホーチミン市交通公共事業局傘下の公共交通管理センターは4月28日、ホーチミン市1区サイゴンバスターミ...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、5月5日(
 4月は、ドナルド・トランプ米大統領が、世界各国からの輸入品に対し「相互関税」を課すと発表しました...
 VIETJOベトナムニュースが4月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:200年の...
 今から50年前の1975年4月30日、サイゴンの南ベトナム大統領官邸(現在のホーチミン市の「統一会堂」)の...
 ハノイ市ナムトゥーリエム区にあるベトナム軍事歴史博物館は、4月30日(南部解放記念日)と5月1日(メーデ...
 世界銀行(WB)は先般発表した最新レポートの中で、ベトナムの2025年における国内総生産(GDP)成長率予想...
 石破茂内閣総理大臣は28日午後、ファム・ミン・チン首相とともに、日越企業が会するハイテク・グリーン...
 ベトナム共産党政治局は、国会民族評議会議長のイー・タイン・ハー・ニエ・クダム氏を、南中部高原地方...
トップページに戻る