歴史学者ファン・フイ・レ氏に最後の別れ、元国家主席ら葬儀参列

2018/06/28 14:59 JST配信

 23日に死去した歴史学者のファン・フイ・レ氏の葬儀が27日にハノイ市の国防省国家葬儀場にて営まれた。

(C) vnexpress
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 葬儀にはチュオン・タン・サン元国家主席や、ブー・ドゥック・ダム副首相をはじめとする政府関係者のほか、知識人や人文社会科学大学の学生らが参列、多くの人々がレ氏との最後の別れを惜しんだ。

 同日には、レ氏の遺体を納めたひつぎが同市バービー郡にあるビンハン墓地に運ばれ、埋葬された。

 レ氏は1934年2月23日生まれ。北中部地方ハティン省タックハー郡(現在のロックハー郡)タックチャウ村出身で、父方と母方のいずれも著名な学者を多数輩出した家系に育った。

 1988年から2016年までベトナム歴史科学会会長を務め、歴史の再考および新たな歴史的アプローチに対して多数の問題を提起したほか、ハノイ市バーディン区の世界文化遺産タンロン城王宮跡(タンロン遺跡)を含めた歴史文化遺産の保存など、歴史と開発のつながりにも着目し、長きにわたりベトナムの歴史研究に貢献してきた。

 日本では、1996年に「第7回福岡アジア文化賞」でベトナム人として初めて学術研究賞を受賞した。

[Tienphong等27/06/2018 14:07 GMT+7, A]
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