古い米麺を化学品で「新品」に、ホーチミンの業者を摘発

2019/01/11 03:08 JST配信

 公安省環境犯罪防止警察局とホーチミン市市場管理局第28市場管理チームは9日、ホーチミン市ビンタン区ビンフンホアB街区にあるブン(米麺)生産工場2か所の立ち入り検査を行い、防腐剤や漂白剤などの化学品を使用した大量のブンを発見した。

(C) zing
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 1か所目では、顧客が売れ残りとして返品したブンや腐ったブン、再生産したブンなど合わせて1.3tと、多数の化学品を発見した。

 同工場の経営者によると、米粉と売れ残りのブン、化学品を混ぜて、1日あたり6~7tのブンを新たに生産し、ビンチャイン郡のビンロック市場やホックモン郡のバーディエム市場に卸していたという。同工場の経営者は、事業登録許可証や食品安全規定の遵守証明書を提示できなかった。

 2か所目では、不衛生な機械や道具、出荷前のブン1tを発見した。同工場でも、1か所目と同じく経営者は事業登録許可証や食品安全規定の遵守証明書を提示できなかった。

 当局は両工場で合わせて2t余りのブンを押収するとともに、両工場の経営者に対して規定に従った法的書類が揃うまでブンの生産を停止するよう要請した。

[Zing 22:11 09/01/2019, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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