ベトナム枯葉剤被害者協会がウェブサイトを開設

2019/05/17 15:10 JST配信

 ベトナム枯葉剤被害者協会(ダイオキシン被害者協会)は15日、ハノイ市でウェブサイト「ベトナムダイオキシン新聞」の開設に関する記念式典を開催した。

(C) Tran Hung,Congluan
(C) Tran Hung,Congluan

 式典には、同協会会長のグエン・バン・リン上将、副会長のダン・ナム・ディエン中将、ベトナム退役軍人協会副会長のレ・ハイ・ビン少将らが出席した。

 ベトナム戦争時に米軍がベトナムの各地で大量の枯葉剤を散布し、ベトナム国内では300万人以上が被害を受けて、先天性欠損を抱える子ども大勢生まれた。被害者らは賠償を求めて訴訟を起こしたが、2009年に米国の裁判所に訴えを退けられている。

 今回新たに開設した「ベトナムダイオキシン新聞」は、ベトナム人の枯葉剤被害者の尊厳を守るだけでなく、正義を主張する上での有効な宣伝手段になるものと期待される。

 

[Congluan  11:41 15/05/2019 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 フランス・パリ郊外にあるエブリー(Evry)市の刑事法院で25日、ベトナム戦争中に米軍によって使用された...
 ベトナム国防省防空・空軍部隊と米国国際開発庁(USAID)は20日、東南部地方ドンナイ省ビエンホア空港の...
 今から30年前の1988年10月4日、ベトナム戦争時に米軍が散布した枯葉剤の影響で結合双生児として生まれ...
 外務省のグエン・フオン・チャー副報道官は23日、米国の裁判所が、米農薬大手モンサント(Monsanto)の除...
 梅田邦夫駐ベトナム日本国特命全権大使は10日、8月10日の「ベトナム枯葉剤被害者の日」を記念してベト...

新着ニュース一覧

 北部紅河デルタ地方ハイフォン市で港湾群を運営する港湾大手ハイフォン港[PHP
 日本政府は12日、ベトナム中部における甚大な洪水被害に対する支援として、150万USD(約2億3300万円)の...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 道路交通事故の被害軽減基金に関する政令第279号/2025/ND-CP(12月15日施行)では、交通事故被害者および...
 東南部地方ドンナイ省ディンクアン村のスオイコー地区に面するチアン湖では、カンボジアから帰国した越...
 ファム・ミン・チン首相はこのほど、CTグループ(CT Group)が提案しているホーチミン市~カントー市(南...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は11日、2025年の信頼性の高いロジスティク...
 ベトナムと中国の両国当局は10日、国境ゲートを通じた貨物の双方向輸送方式の試行を開始した。期間は20...
 ベトナム国家観光局によると、フーコック国際空港(南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック島)で12月...
 韓国化学素材大手のコーロンインダストリー(Kolon Industries)はこのほど、自動車安全システムを提供す...
 ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)と子会社のPVパワー[POW](PV
 ハノイ市で大気汚染が深刻化している中、多くの家庭が健康を守るため空気清浄機を買い求める動きが強ま...
 ハノイ市トゥオンティン村人民委員会は現在、地場系コングロマリットのビング
 国際交流基金ベトナム日本文化交流センターは、ハノイ市、北部紅河デルタ地方ハイフォン市、ホーチミン...
 ハノイ市交通管制センターは13日に運用が開始され、人工知能(AI)を搭載した監視カメラシステムによる交...
トップページに戻る