ホーチミン:キッチンカーならぬ「クラフトビールカー」が大盛況

2019/09/04 05:03 JST配信

 ホーチミン市2区タオディエン街区スアントゥイ通り(duong Xuan Thuy)では、2か月ほど前から登場したキッチンカーならぬクラフトビールカーが人気を呼んでいる。

イメージ写真
イメージ写真

 毎日夕方になると「BEER」と書かれた大きな看板が掲げられた濃紺のトラックが到着し、見開きのドアを開けると、7種類のクラフトビールの注ぎ口が社内の壁面に付いていて、客は自分でグラスに冷えたビールを注ぐ。7種類のビールの原料にはマンゴーやはちみつ、ドラゴンフルーツなどが使用され、それぞれ店主によってユニークなベトナム語のスラングが名前に付けられている。車内にはキッチンもあるため軽食も注文可能。

 新しい販売形体と爽やかなクラフトビールの味に、毎日数百人の客が訪れるという。ビールは1杯7万5000~10万5000VND(約350~490円)、軽食は8万5000~15万VND(約400~700円)で、営業時間は毎日16時~23時。

 店主でオーストラリア人のティム・スコットさんは米国のキッチンカーからアイデアを得たという。ベトナムで10年以上暮らしてきた中でベトナム人がビール好きであることが分かり、また大手企業のビールが主流のベトナムではクラフトビールの歴史はまだ浅いことから、このスタイルでクラフトビールを販売することを思いついたという。

 当初は初期投資の4億VND(約186万円)を半年で回収する計画だったが、オープン直後から大盛況となり3か月で回収したという。今後、事業拡大をする際にはまた新たな販売スタイルも検討中だ。

[Vnexpress 04:00 29/8/2019, T]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 このところ、テト(旧正月)の贈り物としてクラフトビールが人気を博している。  ハノイ市の旧市街で...
 ベトナムでビールと言えば、大衆飲み屋のビールメーカーの瓶や缶ビール、ハノイ市の旧市街地やホーチミ...
 商工省傘下産業政策戦略研究所のズオン・ディン・ザム所長は14日、2020年までの5年間でビールの生産量...
 男性のためのライフスタイル誌「Thrillist」はこのほど、世界で最もビールが安い国トップ5を発表し、ベ...

新着ニュース一覧

 ベトナム株式市場は7日の取引で、アジア主要市場の中で最も大きく下落した。VNインデックスは前日比▲43...
 政府は、台風13号(アジア名:カルマエギ、日本では台風25号)で被災地となった南中部地方のクアンガイ省...
 ベトナム国家民間防衛指導委員会は7日朝、6日夜に南中部に上陸した台風13号(アジア名:カルマエギ、日...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩...
 ホーチミン市建設局傘下の11区建設投資プロジェクト管理委員会は4日、同市フート街区(旧11区)のフート...
 韓国の食品製造会社であるサムファF&C(Samhwa F&C)はこのほど、自社で展開するフローズンヨーグルトの...
 ベトナムIT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、ドイツのフラ
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6日、独自ブランドの香り「ニャー
 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~10月期のFDI...
 ハノイ市人民委員会主席のチャン・シー・タイン氏が5日、党中央執行委員会によって中央監査委員長に選...
 ハノイ市の国家展示センター(VEC)で開催された「秋季フェア」で、トゥアンギア製造組立(Tuan Nghia)が...
 ホーチミン市建設局によると、同市コンダオ特区(コンダオ諸島)で初の電気バス路線が12月初旬に運行を開...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、11月11
 自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)などを手掛ける自然電力株式会社(福岡県福岡市)がグループ会社を...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2025年10月の輸出額(推定値)は前年同月比+17.5%...
トップページに戻る