バイク廃材からトランスフォーマー型ロボ製作、環境保護訴え

2019/10/07 15:33 JST配信

 「トランスフォーマー」は世界的に大成功を収めた映画シリーズで、ベトナムでも非常に人気がある作品だ。映画には何体もの金属生命体「トランスフォーマー」が登場して地球と人類の平和のために戦う。人型ロボットから車や飛行機などに変形(擬態)する独特なヒーローは世界中の視聴者を魅了した。

(C) cafebiz
(C) cafebiz

 そんな「トランスフォーマー」に魅了されたベトナムの大学生とプログラマーから成るグループが最近、日本のホンダ(Honda)や台湾の三陽工業(SYM)のスクラップとなったバイク部品から「トランスフォーマー」をオマージュしたロボットを製作して話題になっている。しかも、映画の「トランスフォーマー」たち同様に(ベトナム語で)しゃべることも可能だという。

 「ロボット・ワン」と名付けられたこのロボットは製作期間が約6か月、製作にかかった費用は約2億VND(約93万円)。完成したロボットの全長は3m、重量は100kgで、ハノイ市内で最近開かれたワークショップでお披露目された。ロボットは手を振りながら「ご来場の皆さん、こんにちは。私はベトナムから参りました。私を設計・製作したのは“ロボット・バンク”グループです」と挨拶した。

 開発チーム「ロボット・ワン」のメンバーは、「ハノイ市はバイクに乗る人が非常に多く、毎日600万台ものバイクが密集するため、古いバイクから生まれる廃棄物の問題も深刻です。このロボット開発プロジェクトを通して、人々の環境保護の意識を高めたいと思いました」と語った。

[Cafebiz 04/10/2019 02:26 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市内の交通渋滞の緩和と大気汚染対策に向けた個人車両制限計画案に関連して、ブオン・ディン・フ...
 ハノイ市人民委員会は、2030年までを視野に入れた2017~2020年の同市における個人車両管理強化に関する...
 ハノイ市人民委員会はこのほど、グエン・スアン・フック首相に対し、環境汚染削減や交通安全を目的とし...

新着ニュース一覧

 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VN...
 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初...
 地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)は12月19日、ハノ
 南北高速道路は19日、北端のフウギ国境ゲート~チーラン間高速道路(約60km)および南端のカントー~カマ...
 株式会社ストライプホールディングス(岡山県岡山市)のグループ会社であるストライプベトナム(STRIPE VI...
 阪急阪神不動産株式会社(大阪府大阪市)と株式会社シーアールイー(東京都港区)は、シンガポール政府系企...
 ピックルボールのプロ選手養成を目指す「D-JOYスポーツアカデミー」が13日にホーチミン市で開校した。...
 日本全国に700店舗以上のホットヨガスタジオ「LAVA」などを運営する株式会社LAVA International(東京都...
トップページに戻る