ハノイ:世界最悪の大気汚染都市に

2019/12/16 14:48 JST配信

 ハノイ市では、大気汚染の程度を示す指標である大気質指数(AQI)が連日、紫色(指数:201~300、極めて健康に良くない)を示していたが、12月13日午前6時30分に333を記録して、とうとう最悪レベルの栗色(危険)となった。これにより、ハノイはダッカ(バングラデシュ)とサラエボ(ボスニアヘルツェゴビナ)を越えて世界最悪の大気汚染都市となった。

(C) thanhnien
(C) thanhnien

 この時間帯、ホーチミン市もAQIが166を記録して赤色(健康に良くない)を示していたが、7時過ぎには両都市の大気汚染指数が幾分改善された。ホーチミンのAQIは橙色(101~150、敏感なグループにとっては健康に良くない)まで回復。一方、ハノイは相変わらず322を記録して栗色のまま。7時半に290まで下がって、ようやく世界最悪の大気汚染都市から抜け出した。

 大気質指数の悪化はPM2.5(直径2.5μm以下の粒子)の濃度上昇が主な要因。世界各国の都市のうち、ハノイが24時間平均PM2.5濃度が最も高い都市だった。特にPM2.5濃度が高いのは夜から朝にかけてで、午前5時~6時にピークを迎える。

 環境総局は大気汚染が深刻化している理由について、ハノイと北部の各地域は乾季への季節の変わり目にあり、この時期が例年、大気汚染が最も酷くなると説明している。医師や専門家は、大気汚染指数が高い時は屋外での活動を制限し、どうしても必要な場合はマスクを着用するよう推奨。特に高齢者や子供、病人は屋内で過ごすことを強く勧めている。

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