中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が韓国でも拡大していることを受け、航空各社は揃ってベトナム~韓国線の運航を一時停止、または便数を削減している。
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24日の時点でベトナム~韓国線の運航は禁止されていないが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて航空需要が急減していることを背景にベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は2月25日から3月28日まで、新型コロナウイルスが特に流行している韓国・テグ(大邱)とベトナムを結ぶ路線の運航を停止すると発表した。VJC以外の国内航空会社も、ベトナム~テグ線の運航を一時停止している。
韓国の格安航空会社(LCC)ティーウェイ航空(T’Way Airlines)も、2月18日から3月28日までのテグ~ハノイ/ダナン線、2月23日から3月28日までのテグ~ニャチャン線を欠航とした。
テグ以外のベトナム~韓国線の便数も大幅に縮小されている。バンブー航空(Bamboo Airways)は、2月26日からインチョン~ダナン/ニャチャン線の運航を一時停止すると発表した。
2019年にベトナムを訪れた韓国人の数は前年比+23.1%増の429万人で、中国人に次ぐ2位だった。中国と韓国の両国で新型コロナウイルスの流行が拡大していることは、ベトナム観光産業にも大きな打撃を与えている。
なお、韓国国内における新型コロナウイルスの感染者数は24日午前時点で763人となっており、うち7人が死亡している。ベトナム保健省は23日15時より、空港など国内の全ての入国管理施設で韓国からベトナムへの入国者に健康状況の申告を義務付けている。