ベトナム~韓国線、新型コロナ流行で運航一時停止・縮小

2020/02/24 19:49 JST配信

 中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が韓国でも拡大していることを受け、航空各社は揃ってベトナム~韓国線の運航を一時停止、または便数を削減している。

(C) nld
(C) nld

 24日の時点でベトナム~韓国線の運航は禁止されていないが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて航空需要が急減していることを背景にベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は2月25日から3月28日まで、新型コロナウイルスが特に流行している韓国・テグ(大邱)とベトナムを結ぶ路線の運航を停止すると発表した。VJC以外の国内航空会社も、ベトナム~テグ線の運航を一時停止している。

 韓国の格安航空会社(LCC)ティーウェイ航空(T’Way Airlines)も、2月18日から3月28日までのテグ~ハノイ/ダナン線、2月23日から3月28日までのテグ~ニャチャン線を欠航とした。

 テグ以外のベトナム~韓国線の便数も大幅に縮小されている。バンブー航空(Bamboo Airways)は、2月26日からインチョン~ダナン/ニャチャン線の運航を一時停止すると発表した。

 2019年にベトナムを訪れた韓国人の数は前年比+23.1%増の429万人で、中国人に次ぐ2位だった。中国と韓国の両国で新型コロナウイルスの流行が拡大していることは、ベトナム観光産業にも大きな打撃を与えている。

 なお、韓国国内における新型コロナウイルスの感染者数は24日午前時点で763人となっており、うち7人が死亡している。ベトナム保健省は23日15時より、空港など国内の全ての入国管理施設で韓国からベトナムへの入国者に健康状況の申告を義務付けている。

[Zing 11:11 24/02/2020 / Nguoi Lao Dong 11:29 24/02/2020, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6月に、ホーチミン市およびハノイ市とソウル(
 ハノイ市ノイバイ国際空港とホーチミン市タンソンニャット国際空港は航空局の指示のもと、3月1日正午か...
 中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が韓国でも急速に拡大している...
 中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が韓国でも急速に拡大している...
 ホーチミン市人文社会科学大学はこのほど、韓国人学生が受講しているクラスの授業を一時休講とすること...
 中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が中国以外の国々でも拡大して...
 24日に韓国のテグ(大邱)から南中部沿岸地方ダナン市に到着し隔離措置を適用された韓国人観光客グループ...
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が韓国で広がるなか、ベトナムからソウル市へ帰国した韓国人に発症...

新着ニュース一覧

 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
トップページに戻る